AppleのMRヘッドセットはクックCEOが思い描いていたものとは別物?
5月も後半に入り、WWDC画近づいてきました。
今年の目玉は「Apple純正MRヘッドセット」ということになるでしょうか?
ただし、「目玉」とはいえ、必ずしも肯定的な意味を持つものでは無いことは明らかでしょう。
「この時期に後発でヘッドセット業界の参入して、勝ち目はあるの?」
「そもそもAR/MR業界がそれほど盛り上がっていないのだが…?」
「30万円以上もすると予想されているが、これでは…」
「外付けバッテリーが必要で2時間しかもたないデバイスに30万円なんて…」
等、疑心暗鬼の声が殆どですよね。
それに輪をかけての懸念材料は、
「Apple社内でもヘッドセットの発表について考え方が二分していた」
という噂です。
Apple自信が絶対の自信をもてていない…ということなのでは?
そんな中…。
今回発表するヘッドセットはクックCEOが思い描いていたものとは別物に仕上がっている…という心配な記事が来ています。
クック氏のイメージは「メガネ型」?
記事によると、
Appleが現地時間6月5日開催の世界開発者会議(WWDC)で同社初の複合現実(MR)ヘッドセットを発表するのはほぼ確実視されているが、このデバイスはティム・クック最高経営責任者(CEO)の最初のビジョンからはかなりかけ離れている、とAppleの内部情報に詳しいBloombergのマーク・ガーマン記者が伝えている
ということです。
Appleが当初求めてきたMRヘッドセットは、「メガネ型」のものでしたが、
「軽量のデバイスに十分な性能を持たせるのは非常に困難」
ということで現在のヘッドセット型に軌道修正された…という経緯があるようです。
また、記事には、
「ヘッドセット発表からメガネ型の移行には"1年"で事足りる…」
と考えていたものの、現在は「少なくても4年必要」という認識になっているとのこと…。
Apple側の認識の甘さが露呈される形になっていますね。
また、クック氏は今回のMRヘッドセットのデザインにはほぼ関与していない…という記述もあり、これまでにも語られていたジョブズ氏との経営方針の違いが露わになっているようです。
果たしてこのクック氏の姿勢が、ヘッドセット開発にどのような影響を与えるのか?
とりあえずはWWDCを楽しみに待ちたいところです。