Appleがサードパーティー製文字盤を開放しない理由とは?
私は本ブログにおいて、
「Apple Watchの文字盤に対する不満」
を幾度となく書いています。
先日も、「Infograph」を超える文字盤が登場しないことに対する不満を書きました。
インターフェースが大きく変わる…とされるWatchOS10で変革が起きるのでは?…と期待したのですが、それもなさそう…。
Appleは「時計」としての盤面をもう少し大切にすべきだ…という思いは揺るぎません。
この不満点の原因の1つは、
「Apple Watchはサードパーティー製の文字盤を使えない」
ということです。
Appleがデザイン性に優れた盤面を出せないのであれば、サードパーティー製の盤面を使いたいところですが、Appleがこれを許さないのですからどうしようもありません。
何故Appleはサードパーティー製盤面を解放しないのか?
その理由に関する記事を見かけました。
OSと文字盤動作の連動性を担保するため
記事によると、
Appleのテクノロジー担当副社長ケビン・リンチ氏は、スイスの新聞Tages-Anzeigerが実施したインタビューの中で、Appleがこれまでサードパーティー製の文字盤を解放しなかったのは、文字盤が正常に動作する保証ができないためだと説明した
ということです。
詳しくいえば、
「サードパーティー製の文字盤を解放した場合、watchOS10の新しい文字盤において、必要な時に関連するウィジェットを表示する新しいスマートスタック機能が追加されたように、OSで何かを変更すると、文字盤が動作し続けることを保証できない」
とのこと…。
デバイスとOSの両方を開発しているAppleだからこそ、一つ一つのApple Watchの動作が緻密に計算された上に成り立っているということで、そこにサードパーティーの入る余地はないということなのでしょう。
まあ、それは分からないではないですが、だとすればもっと革命的なApple Watchだけの機能も欲しいですし、デザインだって突き詰めて欲しい…と考えるのは私のわがままでしょうか?
コンプリケーションの利便性も遅々として向上しませんし、サードパーティーに頼らないのであれば、デザイン性・機能性にそれだけの答えを出してもらいたいと願っています。