32インチiMac、登場は2025年以降?
かつてはデスクトップMacのメイン機種であったiMacの影が見えなくなりつつあります。
M1以降のチップを搭載した24インチiMacがいつまで待っても登場しない…ということもありますが、根本的には、ハイスペックiMacである「27インチ後継機」がディスコン状態になっていることが最大の要因です。
Intelチップ搭載の27インチディスコン後、「iMac Pro」として「Pro/Max」チップを登載したモデルが登場する…という噂が頻繁に立ちましたが、その夢かなわず…。
最近ではその噂さえも立ち上がらなくなっていました。
そんな中…。
先日、久しぶりに「30インチiMac」の噂が立ち、記事でもご紹介しました。
30〜32インチのディスプレイを備え、チップは「Pro/Max」級ということで、インテルチップ登載時の「iMac Pro」がXeonを積んでいたことを考えると「物足りない…」と書きましたが、それでもハイスペックiMacの再登板を心待ちにしているユーザーは多いと思います。
そんな中…。
その32インチiMacの登場は2025年以降になる…という記事が来ています。
遅すぎるのでは?
最近のAppleの「2025年」は、確実に遅れるでしょう…
記事によると、
Appleが開発中の30インチよりも大きなディスプレイを搭載するiMacについて、2024年末までに発売されることはないとの予想を、Bloombergのマーク・ガーマン記者が有料ニュースレター「Power On」で伝えた
ということです。
まずもって、24インチiMacに関しては、「2024年初頭」には来ると予想していますね。当然これは「M3登載」となるでしょう。
問題はその次です。
もしガーマン氏予想が正しければ、32インチiMacへの「M3 Pro/Max」の登載は非常に怪しくなるでしょう。
当然優先されるべきは「MacBook Pro14インチ/16インチ」になるでしょうし、その後は「Mac Studio/Mac Pro」への登載も想定されます。
現行機種へのチップ載せ替えだけでもスケジュールがつまっている中、筐体から新設計を要する新型iMacの開発がおいそれと進むとは思えません。
ただでさえ、最近のApple新デバイスの登場時期予測に関しては、続々と「延期」が報告されています。iMacのスケジュールだけ順調に進むというのは考えづらいのでは?
私は、現時点で「2025年」といっているのであれは、確実に遅れるのでは…と考えます。
ということは、「M3 Pro/Max」チップの登載時期も旬を外してしまう?
さらには、チップ登載の時期を逸したということで、「M4世代まで持ち越し…」なんてことがあるかも…。
Appleのこれまでの技術を考えると、新型とはいえ32インチのiMac筐体に「M3 Pro/Max」チップを積むこと自体は難しくないのでは…と考えます。
現時点で、Appleのやる気が感じられないということは、そんなにiMacを必要としていない…ということなのかもしれません。
非常に残念ですが…。