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SONY「WF-1000XM5」レビュー Part5「音質最終評価編」〜「(WF-1000XM5 + TE-J1)÷2」が望ましい…〜

SONY「WF-1000XM5」、音質の最終評価は?

 SONY「WF-1000XM5」を購入してレビューしております。

 

 今回はいよいよWF-1000XM5」の音質の判断を下し、今後メインで使用していくかどうか…の判断を下したいと思います。 

 

 しかし…。
 いや〜、迷いました。というか、まだ迷っている…というのが本心です。

 もちろんライバルはAVIOT「TE-J1」


この2機種、「ファーストインプレッション編」でも書いたとおりに、求める音質がかなり異なっています。ただ、それぞれの方向で第一線の実力をもっていることは事実。

 これまでも何回も書いてきたとおり、
「好みの問題」
と考えるべき事柄かな…とも感じます。

 

 ただ、そうは分かっていても判断できないくらい迷うのです。
 個人的には、これまでのイヤホン、ヘッドホン評価の中で最も迷ったといってもいいでしょう。

 そして、最終的に、本機「WF-1000XM5」をメインに据えることを決めました!

 

一長一短あるものの…

 まずもって、「TE-J1」空間表現力は別格です。音場が前後左右に広がり、音楽を聴いている際の空間の広がりは最強。ワイヤレスイヤホンの最大の弱点である「奥行き感(前後への音場の広がり)」も、「WF-1000XM5」を圧倒します。

 だから聴いていて楽しいのです。「リスニングイヤホン」としては名機とも言える実力だと考えます。

 

 逆にSONY「WF-1000XM5」の音場はこじんまりしている印象です。もちろん、他の機種と比べて劣っているわけではありませんが、対「TE-J1」という観点で見れば劣勢。私がこの部分を非常に重視するタイプですので、大いなる迷いの原因となっているのです。

 逆に、「解像度」に関してはWF-1000XM5の圧勝です。TE-J1も解像度は高い…と思っていましたが、比べると段違いです。まあこの高さが「機械的にチューンナップされている…」と感じるほどのすさまじさで、殆どのユーザーはこちらを支持するでしょうが、リスニング機を求めているユーザーには刺激が強すぎる…と感じてしまいます。

 

 ただ、WF-1000XM5を聴いてからTE-J1を聴くと、どうしてもTE-J1の音がぼやぼやして聴こえてしまうのです。これが結構気になるほどに…。
 ウォームな音が好きな私でもWF-1000XM5に惹かれるくらいですので、この差は正に圧倒的なのだと感じます。

 また、エイジングの結果か耳の調子かは分かりませんが、比較的遠いと感じていた中音域のボーカルの音が、次第に近くで鳴っているように感じられるようになりました。
 イヤチップの挿入具合等、色々といじっていた効果が現れたのかも知れません。

 

 さらに…。
 「高音がシャリ付く手前まで行く…」と感じていたWF-1000XM5の高音ですが、聞き比べてみると、シャリ付き具合ではTE-J1の高音部の方が限界を迎えるのが相当に早いことも分かってきました。ここでもWF-1000XM5の「解像度高すぎ問題」が悪さをした印象です。

 ただ、どうしてもWF-1000XM5は低音の響きが不足で、艶のある雰囲気のある低音がTE-J1ほど出ないのは致命的です。モニター機の宿命でしょうか?

 

 「TE-J1」は、

「温かみのある音とある程度の解像感に加え、広い音場、豊かで艶のある雰囲気満載の低音」が武器。

 対する「WF-1000XM5」は、

「音場の広がりはそこそこで低音もほどほどだが、他を圧倒する解像度と上質で澄み切った音」が武器。

 

 本来であればリスニング寄りの「TE-J1」を取りたいのですが、「WF-1000XM5」の弱点をさっ引いてもこちらの方が魅力的…と判断しました。
 まあ、非常に僅差であり、今後判断がぶれる可能性もあります。どちらを選んでも間違いはないので、本当に、
「あとは好みの問題」
となります。

 

本当は「(WF-1000XM5 + TEJ1)÷2」が望ましい…

 もちろん、「TE-J1」は売却したりせず、楽曲に応じて使い分けしていきます。

 そして考えるのが、

「正解は "(WF-1000XM5 + TE-J1)÷2" 」

だということです。

 

 いや〜、「TE-J1」を見付けた時には、
「これで今後のワイヤレスイヤホンの買い換えはなしかな?」
と考えたほどだったのに、この有様です。

 正にイヤホン沼…。

 今後は、「TE-J1」の後継機が、どの程度ブラッシュアップされるのかに注目していきたいと思います。

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