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「CX-60」のある生活【45】〜新たな「リコール」「改善対策」「サービスキャンペーン」が発令〜

CX-60、またか…

 

 CX-60「XD-HYBRID Exclusive Sports」を購入しましてレビューを継続しております。

 これまでのレビューはこちらからご覧下さい。

https://www.oyazi.site/archive/category/CX-60

 

 さて、先日は、バック時の急停車のリプロが出ていたこと、ステアリングのひっかかりが発生し、ギヤボックス交換になること…をお知らせしました。

 これらは、乗り心地等の感覚的なものではなく、安全に関することですのでさすがに看過できない…ということで、厳しめの意見も書かせていただきました。

 

 そして…。
 なんと更に、別件でのリコールがかかっていたことが分かりました。

 

新たな「リコール」「改善対策」「サービスキャンペーン」が発令

 これらの件、10月26日にマツダから発表になっていたようですが、私が知ったのは10月29日のディーラー担当からのメール連絡によって…ということになります。

 マツダ、本社の意向がディーラーに届いていないことが多過ぎです。

 

 さて、肝心の内容ですが、程度の差によって「リコール」「改善対策」「サービスキャンペーン」に分けられています。

CX-60,MAZDA3のリコールについて|リコール・サービスキャンペーン等情報

CX-60の改善対策について|リコール・サービスキャンペーン等情報

CX-60のサービスキャンペーンについて|リコール・サービスキャンペーン等情報

 

 「リコール」に関しては…

(1)エンジン制御コンピュータにおいて、ハイブリッドシステムの起動条件が不適切なため、プッシュボタンスタートをオフしてから約8秒後にオンして再始動した場合、マイルドハイブリッド用バッテリーのリレー回路が接続できないことがあります。そのため、メータに「ハイブリッドシステム異常」のメッセージが表示され、エンジン警告灯も点灯してトランスミッションがNレンジに固定され、走行できなくなるおそれがあります。また、プッシュボタンスタートをオフしてから約90秒以内はエンジンを始動できません。
(2)エンジン制御コンピュータにおいて、故障判定する条件が不適切なため、アイドリングストップによりエンジンが停止する際、アクセル操作等でエンジン停止が中断されると、一時的に燃料噴射気筒を正しく判定できなくなることがあります。そのため、その時に故障として誤判定することで、燃料噴射を禁止し、燃料噴射気筒を正しく判定するまで燃料が噴射できず、走行中の場合は車両が減速し、停車中の場合はエンジンが再始動できないおそれがあります。
(3)電気駆動制御コンピュータにおいて、フェイルセーフの作動条件が不適切なため、プラグインハイブリッド用インバータの冷却異常が発生した場合にモータの運転を制限しても、インバータが過熱することがあります。そのため、そのまま使用を続けた場合、エンジン警告灯やハイブリッドシステム警告灯が点灯し、フェイルセーフが作動してモータの運転を停止する際、同時にエンジンの運転も停止し、走行できなくなるおそれがあります。
(4)ビューモニターユニットにおいて、システムの起動条件が不適切なため、起動時にサイド及びバックカメラに切り替えるシステムが起動しないことがあります。そのため、i-ACTIVSENSE警告灯が点灯し、ビューモニターユニット異常を知らせるメッセージがメータ内ディスプレイに表示されます。また、サイド及びバックカメラの映像が表示できないおそれがあります。
(5)ビューモニターユニットにおいて、システムの処理条件が不適切なため、再起動時にメモリをリセットできないことがあります。そのため、メモリ不足により画像処理が遅くなり、センターディスプレイの映像が乱れ、黒画になることで、サイド及びバックカメラの映像が表示できないおそれがあります。

 

 「改善対策」に関しては…

サイドレーダーセンサにおいて、情報処理プログラムが不適切なため、センサが電波を出す角度を補正するための記録情報が、システム遮断時に消失することがあります。そのため、センサが対象物の位置を正しく認識できず、前進あるいは後退時に警報音や被害軽減ブレーキが作動しないおそれがあります。また、衝突の可能性がないにもかかわらず、警報音が鳴り、最悪の場合、急制動がかかるおそれがあります。

 

 「サービスキャンペーン」に関しては…

(1)エンジン制御コンピュータにおいて、故障判定する条件が不適切なため、PレンジやNレンジでのアイドル運転時に、吸排気圧センサに異常があると誤判定することがあります。そのため、エンジン警告灯が点灯すると共にフェイルセーフ機能が作動してアイドリングストップが作動しなくなるおそれがあります。また、エンジン出力と過給制御の制限により、加速不良が発生するおそれがあります。
(2)エンジン制御コンピュータにおいて、低圧EGR(排気ガス再循環装置)のフィードバック量の設定が不十分なため、高速登坂中に緩加速する等した場合、ターボチャージャの吸気側に導入される低圧EGRガスに圧力変動が発生し、低圧EGRガスが流れにくくなることで故障判定し、エンジン警告灯が点灯するおそれがあります。
(3)エンジン制御コンピュータにおいて、制御プログラムが不適切なため、停車中に低外気温になるとEGRバルブに付着した凝縮水が氷結し、エンジン始動時にバルブが開かず、エンジン警告灯が点灯することがあります。そのため、フェイルセーフ機能が作動してアイドリングストップが作動しなくなるおそれがあります。また、エンジン出力の制限により、加速不良が発生するおそれがあります。
(4)トランスミッションにおいて、製造工程での油圧学習が不適切なため、学習値にずれが生じたものがあります。そのため、クラッチを締結する油圧の追従性が低下し、変速ショックや走行中のギクシャク感が発生するおそれがあります。
(5)ドライバー・パーソナライゼーション・システム搭載車のボディ・コントロール・モジュールにおいて、制御プログラムが不適切なため、後付け用品のドライビングサポートプラス専用キーを使用した場合に、ドライバー・パーソナライゼーション・システムと連携できません。そのため、ドライバー・パーソナライゼーション・システムのドライバー登録ができません。また、ドライバー変更時にセンターディスプレイの画面がフリーズし、30秒間ナビやオーディオ等を操作できません。

 

 以上、程度の差はあるのかもしれませんが、どれもエンジン停止、急ブレーキ、急ブレーキがかからない、エンジンが始動しない等々、非常に危険な内容ばかりです。

 何だか、よくぞここまで安全面に関するエラーを内包できたな…という感じ。

 

 これまでCX-60の「粗相」による人命に関わるほどの報道はありませんが、その可能性が僅かでもある…、しかもそれらの要因がここまで多岐にわたっている…ということが問題です。

 個人的にはCX-60は「運転するには」非常に良いクルマだと考えていますし、現在もその考えは変わりありませんが、CX-60が登場して1年あまり経過して次々と出てくる問題点には頭を抱えるばかりです。

 本当に可能性に気付いていなかったのか…。
 それともある程度の危険性を感じていたのか…。

 CX-80が国内でなかなか発表されないのも、このあたりが原因になっているのではないか?…とさえ勘ぐってしまいます。

 

 マツダさんには、責任をもって迅速なる対応をしていただくことはもちろん、このようなエラーが内包される製品を世に出したことについては猛省してもらいたい気分です。

「何かあったら直せばいいんでしょ?」
という考え方が通用する業界ではありませんので。 人の命がかかってますので!

 

 と、少しばかり最近の動向にキレ気味ですが、マツダのクルマが魅力的なのは事実ですし、当然CX-60を乗り続けます。

 以前も書きましたが、このリコール等ののやり取りが何だかおもしろくなってきている感さえあります…。
 あくまでも安全が犯されていないという現状では…ということですが。

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