Mac用日本語入力プログラム「かわせみ4」が販売開始!
皆さんは、日本語入力プログラム(IME)は何を使っていますか?
私は、windowsで「一太郎」を使ってきた年数が長く(現在も仕事では使用中)、その軽易で「ATOK」との付き合いが長いです。
途中で「Google日本語入力」に移行したこともありましたし、「Mac純正日本語入力」も試してみたりもしたのですが、結局はATOKに戻ってしまいます。
「Google日本語入力」に関しては、変換の精度は問題無いのですが、インターフェイスがどうもしっくりきません。特に変換候補の表示の仕方が我慢ならない…という感じ。
その点、Mac付属の日本語入力は、許容範囲なのですが、こちらは最新の確定文字が次の変換の際に最優先で表示されない…という致命的欠陥をもっています。
では、ATOKが完璧かといえばそうではなく…。
高度なアルゴリズムで駆動してるのはわかるのですが、意外に「アホ」です。
時々(結構な頻度で)、「へっ?」という意味不明な変換をするのです。
また、変な変換を学習する癖があるようで、特定の言葉を打つ際にその決まり文句がたびたび登場していらいらすることが多いです。
また、変換の速度は「ATOK」が確実に遅いです。
もちろん、激遅ではありませんし、通常の作業に影響があるわけではありませんが、ATOK以外のIEMを使用すると明確に感じるほどの違いはあるのです。この点では「Google日本語入力」や「Mac日本語入力」の方が気持ちいい…と言えます。
そんな中…。
古株の「かわせみ」がバージョンアップしたとのこと…。
非常に気になります。
ATOKの微妙なズレを埋めてくれるか?
記事によると、
物書堂が、mscOS向け日本語入力プログラム「かわせみ」の最新バージョン「かわせみ4」の販売を開始した
ということです。
変換精度という問題以外で気になるのは次の2点。
①「かわせみ4」は、macOS VenturaとmacOS Sonomaに加え次回のmacOS メジャーアップデートでの無償アップデートをサポートし、3つのOSでの動作が保証される
②価格はシングルライセンスが3,300円(税込)、ファミリーライセンスが6,600円(税込)。「かわせみ1〜3」を利用中のユーザーには「優待アップグレード」が用意され、シングルライセンスは2,200円(税込)、ファミリーライセンスは 4,400円(税込)の優待価格で購入可能
つまり、買い切りのソフトウエアではあるのですが、フルサポートされる期間が限定される…ということになります。また、一つのライセンスで使用できるのは「Mac1台のみ」ということで、同一ユーザーでも複数のMacで使用する際には別途購入が必要になる…ということですね。
ただ、「iCloudによる辞書同期」が保証されているのは安心。ATOKだと辞書のクラウド同期をさせるとなると月々の価格がはね上がります。辞書同期ができない…ということもATOKの弱点でしたので(私の利用している廉価なプランでは)、「かわせみ4」は魅力的です。
ファミリーライセンスを購入しても、2年以上はサポートされるとなると、ATOKより高くなることはありません。
これは試してみる価値あり…ということで、「30日間の体験版」を早速利用してみることにしました。
私の使用下における快適度、変換速度・精度の面で、ATOKと比較対象になりうる製品であれば、積極的に移行することも考えます。
ATOKの代替品…。これまで長く現れなかった存在ですので、このあたりでMac専用のIEMに…なんてことも楽しそうです。
さて、どうなりますか…。