CX-60の代車「MAZDA3」の印象は?
CX-60「XD-HYBRID Exclusive Sports」を購入しましてレビューを継続しております。
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https://www.oyazi.site/archive/category/CX-60
さて、例の「ハンドルカクカク」についての顛末は先日お伝えしました。
まずは無事に年を越せそう…ということで安心しているところです。
今回は、先日の作業の際に代車として乗る機会があった「MAZDA3」の印象について。
CX-60の重厚さが光る!
夏場に代車を借りた際には「CX-30」のガソリン車ということで、ディーゼルとガソリンのエンジンの違いや車格による乗り味の違いを感じました。
今回の「MAZDA3」は4WDのディーゼル車です。
まずもって感じたのは、「車高の低さ」です。
CX-60と比較して…という問題ではなく、他メーカーのこの手のクルマの中でも相当低いのではないでしょうか?(気のせいでなければ…)
MAZDAがスポーティーに振ったクルマを好むことは知っていましたが、MAZDA3がこのくらい振り切れているとは思ってもみませんでした。
革のシートの質感は非常によく、シートサイドの囲まれ感はCX-60以上。CX-60のシートよりは薄い感じで、安っぽいというのではなくスポーティー感を向上させるのに役立っていると感じました。
そして、座り心地はCX-60同様最高です。やはりMAZDAのシートは非常にレベルが高いです。普通これだけ低い座面だと腰に負担がかかったりするものですが、MAZDA3のシートはスポーティーな感じは強いながらしっかりと腰を中心にサポートしてくれる感じがあります。長時間乗っていてもおそらくは安心かと…。
反面、座面が低いからか、それとも耐震同性が低いからか分かりませんが、フロア振動はなかなか拾うな…という印象。以前乗っていたインプレッサでは感じなかったような下回りからの振動を常に感じているような感じでしたので、さすがにこれは「スポーティー」では済まさせないレベルかと…。
スタッドレスを履いていたために自信はありませんが、ハンドリングはそれなり…という感じで、がちがちのスポーツというほどでもありません。車高が低いので雰囲気は味わえますが、車対の動きもCX-60とそれほど大差がないような印象。もちろん車高の高いCX-60と同じレベルで語るつもりもありませんが、MAZDA3の位置づけからすると、もっとスポーティーでもいいのに…と思ってしまいました。
内装の質感については比べるのはかわいそう。
車格も違いますし、世代も違います。CX-60の異様なほどの高級感のみが光ります。
エンジンは、CX-60の3.3Lの余裕、重厚さと比べるのはかわいそうかと…。ここは相当なレベル差を感じました。ふけ上がりは悪くありませんが、トルク感が薄く、頭打ち感もすぐやってきます。軽く、薄い感じ…。
また、全体の乗り心地もCX-60のラグジュアリー感が光ります。乗り心地に関していろいろと言われるCX-60ですが、私は悪くないと最初から感じています。他メーカーと乗り比べたわけではありませんが、少なくとも「CX-30」「MAZDA3」とは2クラス以上の車格の違いをはっきりと感じます。
こうなると、中間に位置する「CX-5」の乗り味が非常に気になりますね。絶賛されているだけに…。
十分に高級感を感じる乗り心地でありながら、それなりにスポーティーさも感じることのできるCX-60は、私にとってはベストの選択だという思いはますます強くなるばかりです。