「ハンドルカクカク」対策の『スプリング交換』してきました!
CX-60「XD-HYBRID Exclusive Sports」を購入しましてレビューを継続しております。
これまでのレビューはこちらからご覧下さい。
https://www.oyazi.site/archive/category/CX-60
さて、何かと話題のCX-60ですが、1年の終わりに、これまでの最大の懸念であった「ハンドルカクカク」の抜本的対策となるステアリングギアボックス内の「スプリング」を交換してもらいました。
これまでの経緯は以下をご覧ください。
「乗り味の硬さ」「ギクシャク」といった、ある程度は個人の感じ方に左右される部分ではなく、明確に安全性に直結する部分であるだけに、さすがにMAZDAの対応も素早く、
①応急処置
→ステアリングを回転させることでギアボックス内のグリスを均一にする
②ステアリングギアボックスの取り換え
→ステアリングギアボックスその物を対策品(今となっては対策品になっていなかったことが判明)に取り換え
③ステアリングギアボックス内のスプリングを交換
→マツダとしては『抜本的解決策』と表明
と、ここ2ヶ月ほどの間に一気に対策が進みました。
スプリングが硬すぎて…
ディーラーでは、
「お持ち帰りいただくことは出来ないのですが…」
ということではありましたが、ギアボックス内のスプリングに関する図面を見ながらの説明を受けました。
詳しくは分かりませんが、
「"ウォームギアの噛み合わせ動作に必要なスプリングが硬すぎて、内部のグリスの偏りが生じてしまう"」
ということが今回の問題の原因だということです。
よって、このスプリングをより柔らかいものに交換することで、グリスの偏りを阻止できるということです。
振り返ると、一応マツダのこれまでの説明によると、
「対策済みのギアボックスを交換する…」
という名目で、前回のギアボックス交換を泊を伴う手間をかけて実施しました。
今回、根本的な原因を究明し、いち早く作業を行えるようにしていただいたのはありがたいのですが、そもそも、前回のギアボックス交換が抜本的解決策になっていないこと自体が問題です。
ユーザーには対策済みのギアボックス…と説明しているわけですので。
やはりここは、
「原因はよく分からないのだが、現在のところの暫定処置としてギアボックス交換を行う」
と、正直に明言するべきでした。
そして…。
更なる問題は、今回のスプリング交換も「申告制」であるということです。
つまり、現在たまたま問題が生じていない過去のCX-60は、このまま放置されるということ。また、このハンドルカクカク問題が発生していることを知らないユーザーは根本的に情報を供与されないままに放置される可能性がある…ということです。
明らかに今回の問題は「リコール」で無くてはなりません。
命にかかわる問題ですので。
さて…。
とりあえずこれで安心して年は越せるでしょう。
問題は、
「スプリングは交換したものの、再度カクカクが発生した…」
という場合や、
「カクカクのような致命的な問題がさらに発生した場合」
となります。
今年のように頻繁にマツダディーラーに足を運ぶのはもうこりごり。
安心してCX-60との生活が楽しめますように…。
ただ…。
安全性がとりあえず保証され、乗り心地が改善されたCX-60というクルマがますます好きになったことは明らか。この点についてはまた別の形で振り返りたいと思っています。