衝撃! MicroLED搭載iPhoneは10年後も無理?
2024年の話題のひとつに、
「OLED搭載iPad Proの登場」
が上げられるでしょう。
液晶画面から、「miniLED」というクッションを挟んで、いよいよ「本命」といえるOLEDに辿り着くわけです。
OLEDといえば、初めてApple Watchに採用され、それがiPhoneXという革新機でiPhoneにも採用されてもうしばらく経ちます。ただ、Appleの求める品質で画面を大型化することに手間取ったようで、今年がiPad、数年後にはMacBook系…と順次拡大を続けていくという噂ですね。
そして、数年前から次世代ディスプレイである「MicroLED」への移行が取り沙汰されています。まあ、当初の予定ではすでにApple Watchに搭載されてもおかしくない時期なのですが、OLEDの発展形ディスプレイということもあって、コストがかかり、しかも歩留まりも悪い…ということで非常に難儀しているようです。
最近では2026年のApple Watch Xまで待たされるのでは?…という噂でもちきりなのですが、
「一度Apple Watchに採用されたら、間を置かずにiPhoneにも…」
と考えられて来ました。
しかし…。
なんと10年後もその願いが適わないのでは?…という記事が来ています。
そんなに難しいんだったら純正化は捨てても…
記事によると、
Apple WatchへのマイクロLEDディスプレイ搭載は2026年になるとみられているが、iPhoneへの搭載は2033年になっても実現しない可能性がある
ということです。
これは、The Elecが掲載した最新のマイクロLEDディスプレイに関するロードマップを基にした考え方のようです。
そのロードマップがこちら。
確かに、
Apple Watchなどのウエアラブルデバイス向けの試作が2023年〜2025年にかけて行われ、2026年〜2029年に高価格帯の製品に搭載、2030年〜2033年にかけて普及価格帯の製品に搭載
となっていますね。
そして、スマートフォンにおいては「試作が始まるのですら2030年〜2033年」となっており、なるほど、この通りであれば確かにあと10年待ってもMicroLED版iPhoneの登場は難しいことになりますね。
ディスプレイ関連の知識はないのですが、今回の図を見ると、
「大画面テレビのようなものの方が造りやすい」
ということになりますね。
まあ確かに、OLEDにしても、大画面のテレビはかなり廉価になって現在は主流となっていますが、未だにPC用のモニターでは探すのが難しいレベルです。
そして、MicroLEDに至っては、どうやらPCモニターやタブレット用ディスプレイ以上に小型のスマホのような用途には向かないようです。
素人考えでいけば、当然「大画面の方が歩留まりもコスパも悪く、製造しづらい」ということになりますが、どうやらPC業界ではその当たり前が通用しないようです。
さて、どうでしょう?
MicroLEDに関しては、Appleが自社生産にこだわって研究を進めている…という噂も耳にします。ただ、「純正」となると、5Gモデムのように「うまくいかない…」というイメージがつきまといますね。
「マズイ」と判断したら大やけどをしないうちに撤退する…くらいでいいんじゃないでしょうか? これまでも製造には携わらずにここまで大きくなった企業なのですから…。