新型iPad Proの初期出荷台数は控えめ?
3月と噂される「OLED搭載iPad Pro」に関してはこれまでも情報をお届けしています。
ここまでの情報では、「OLED版iPad Pro」「12.9インチを含めたiPad Air」に加え、「M3搭載MacBook Air」も登場するのではないか?…という説が有力です。
ただ、今回ばかりは、最大のウリであるOLED版購入を考えられない…という方が多いのでは?
そう、問題はやはりその価格です。
先日は以下のような記事をお届けしました。
いやいや、これまでの感価格からの「+10万円」はさすがにヤバイ!
OLED版だけでできることがどれだけあるか…ということは気になるものの、さすがにこの価格では購入できない…と考える方が非常に多いのでは?
というわけで、せっかくOLED版のiPad Proが登場しても、一般的には「iPad Air」が精一杯…となる可能性が高いですし、恐らくはAppleもそれを見越した上で、これまでのProの価格層に12.9インチAirをぶち込んで来るのでしょう。
iPad Pro、どのくらい売れるのかな?…と気になっていたところに、供給数に関する情報が飛び込んできました。
思ったより初期製造台数は少ない?
生産の滞りか? それとも、高額故の買い控え対策か?
記事によると、
新型iPad Proの初期製造台数は1,000万台が見込まれていましたが、700万台〜800万台に削減された模様。搭載する有機EL(OLED)ディスプレイのサプライヤー別発注数を考えると、13インチOLEDディスプレイの発注数が削減された可能性がある
ということです。
「初期ロットの製造減」となると、真っ先に思いつく原因は「歩留まりの悪さ等から由来する部品の調達不足」です。
しかし、記事を見ると、製造台数の要因は、
「LG Displayへの発注数が削減された」
ということ。
ということは、部品のサプライヤー側ではなく、あくまでもAppleの要望であることになります。サプライヤー側には余力があるのに造らせない…ということですので。
しかも、「13インチOLED」を製造するLGのみ発注数が減らされている…ということは、その理由をついつい勘ぐりたくなってしまいますね。
普通に考えれば、
「高額になりすぎた13インチOLEDモデルは売れないだろうから、生産台数を減らそう…」
ということになります。
私も、今回の13インチProはそんなに売れるモデルにはなれないと考えます。さすがに高すぎですし、それほどの額のタブレットを必要としている層は本当に限られた存在でしょう。むしろ、
「Proは諦めるが、13インチはほしいのでAirの大画面にしよう!」
と積極的にAirを購入するユーザーが増えるのでは?
ただ…。
先日のApple Vision Proを見ても、どんなにお高くてもそれなりに売れてしまうのがAppleデバイス。問題は、初期ロットが捌かれた後に需要があるか?…ということでしょう。
さすがに最近のAppleの「価格の青天井感」は半端ありませんので、ここいらで立ち止まって考えてもらうためのきっかけ作りが必要かもしれません。
今回のiPad Pro、ユーザーの意思表示がAppleに届くでしょうか?