廉価版「Galaxy Z Fold6 FE」が投入される?
先日、スマホ業界全体が衰退傾向の中で、結局はiPhoneが最も売れている…という記事を紹介しました。
年始早々、iPhone15の現状維持感に嫌気が差したことによるApple株の暴落がありましたが、この記事を見ると、iPhoneの売上は現状維持。それ以外のメーカーは軒並み業績を落としており、大きな機能改善等はないものの、iPhoneの堅実性が際立った2023年の端末売上となったようです。
記事内でも書きましたがねSamsungの凋落が著しいですね。
廉価版の売上げが堅調なこともあり、世界的に見ればこと「販売台数」に関しては(売上高は別にして)ダントツの強さを見せていたSamsungです。その部分もAppleにひっくり返されたということで、市場に大きな変化が出ていることは明らかです。
そんな中…。
Samsungとしてはこれまで否定提起だったGalaxy Foldの廉価版を投入する動きがあるそうです。何が起こっている?
廉価版投入を否定していたSamsungに何が起きているのか?
記事によると、
Samsungが、今年発表する新しい折りたたみスマートフォンであるGalaxy Z Fold6において、廉価モデルを投入するとの予想がでてきた
ということです。
もし投入されるのであれば、これまでの例から考えると、「Galaxy Z Fold6 FE」のようなネーミングになるのでしょうか?
Samsungが従来積極的ではなかった折りたたみスマホの廉価版導入を検討しているのであれば、そこには明確な原因が存在するはず。
そして、それは先の「年間売上台数の減少」に起因することは間違いないでしょう。
記事では、その要因として「想定よりも進まない普及」「中国市場でのシェア低下」を上げています。
かつては折りたたみスマホ市場で80%あったSamsungのシェアが、現在は50%を下回っているそう…。まあ、折りたたみスマホの市場が順調に成長しているのであれば、他社メーカーの参入は想定内であったはずですが、市場が拡大していない中でシェアだけが下がっているのであれば、それは単純にSamsungの影響力が低下している…ということになってしまいます。
個人的には、
「折りたたみスマホの勢いが盛り上がらないとは思わなかった…」
と感じています。2画面、スタイラスの仕様、未来感等、折りたたみスマホのメリットは多々あると思いますし、「次世代」ということを考えると、新たな方向性により多くのユーザーが興味を示すと考えていたからです。
これに対して距離を置いているiPhoneに対しては、
「そんなに余裕で折りたたみを静観していて、本当に大丈夫か?」
とさえ考えてたのですが、どうやら世の情勢はAppleの思惑通りに進んでいるようです。
折りたたみは今後もメインストリームとはなり得ないのかな?
それとも、「価格」の面がクリアされれば、一気に普及するものなのでしょうか?
本当に廉価版が導入されることになれば、その売上げには注目していきたいところです。