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Canon曰く「EOS Rシステムのフルラインアップ展開により圧倒的なシェアNo.1を実現する」  …いや、無理でしょ!

Canon曰く「EOS Rシステムのフルラインアップ展開により圧倒的なシェアNo.1を実現する」

 先日、

「ソニーが近日中に「FE 24-70mm F2.0」を発表するのでは?」

という衝撃的な情報が出回りました。

ソニーが近日中に「FE 24-70mm F2.0」を発表? - デジカメinfo

 

 この「F2.0通し」のズームレンズに関しては、これまでCanon「RF28-70 F2.0L」が希有な存在としてCanonの意地を示していたのですが、なんとそこにSONYが乱入してくるというのです。

 しかも、「24-70」ということで、この広角側の「4mm」は非常に意味がありそう。まあ、その分「画質はどうなるの?」という心配はつきまといますが、それにしても「F2.0通し」で広角からの3倍ズームを実現するのであれば、これは大事件と言えるでしょう。

 これまで、
「このような変態レンズはせいぜいCanonしか造らないだろう…」
とされてきたニッチな分野にまでSONYが浸食してくる…というあたり、

SONYって、他のメーカーを潰しに来てるんじゃ…?

とも考えてしまいます。

 

 そんな中…。
 Canonが2024の経営方針説明会で、今後2年間の戦略と取り組みを発表しています。

 非常に威勢のいい言葉を発しているのですが、Canon使いの私が見ても鼻で笑ってしまいそうな内容なのですが…。

 

…いや、無理でしょ!

 記事によると、

Canonが2024の経営方針説明会で、今後2年間の戦略と取り組みを発表し、
「ミラーレスカメラ市場での絶対的な地位の確立」
「圧倒的なミラーレスシェアNo.1」
を掲げた

ということです。

 

 いやいや、どう考えても無理なのでは?

 現状のミラーレス市場を考えると、誰がどう見てもSONY一強の時代に入りつつあるというところ。いや、もう入っている?

 

 これまでCanonの売上を支えてきた「Kissシリーズ」のようなエントリーモデルに関しては、その役割をスマホが担うようになっていることは完全なる事実。
 実際に、大手カメラ販売店の売上げトップ10などの結果を見ても、SONYがその半数を占めることが多くなっており、モデルチェンジ機に差し掛かってるCanonにおいては、EOS R6 MarkⅡが何とかランクインできるかどうか…という大惨事となっています。

 Canonが欲しいエントリー機の売上げが全く伸びていないのです。

 

 逆にSONYは、昨年登場した「α7CⅡ」が大人気で、トップ級の売上げをキープし続けていますね。フルサイズエントリー機で小型・軽量。売れる理由も分かります。
 加えて、SONYレンズはCanonに比べて小型で安価な場合が殆どで、特にメーカーにこだわりの無い若い層が、企業イメージと相まってSONYに流れてしまうのも十分に理解できますね。SONYは動画も強いですし…。

 

 また、SONYは生産能力も非常に高いことが証明されています。コロナ期が開けて以降、他メーカーが製品発売後すぐに「供給不足」を唱えるケースが殆どであるのに対し、SONYはどんどん生産し、どんどん売上げを伸ばしている印象が非常に強いですね。
 この点についてはCanonは非常に脆弱な印象です。これではせっかくのチャンスも逃してしまうというもの…。

 

 このような現状を踏まえて、Canonは「圧倒的なミラーレスシェアNO.1」という目標を掲げています。

 いやいや、そりゃ無理でしょ!
 素人の私でも分かります。

 むしろCanonは、どのような戦略で生き残りを賭けるのか…という方面に舵を切らないと行けない時期に差し掛かっていると考えるのですが…?

 

 Canonが本当に全ての分野で対SONYを考えているのであれば、

「小型化」「軽量化」「より安価なレンズ」

という現状のCanonの三悪を解決しなくてはなりません。

 ただ、それは今更無理なのでは?

 

 価格度外視の性能特化型、得意のズームレンズを意識したスポーツ等の場面特化型等、より鮮明なビジョン展開を構築していかなくて生き残れないような気がします。

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