M3搭載MacBook Air「256GB」は安心して購入できるモデルに復帰!
M3搭載MacBook Airが発売され、これまでのモデルとの比較検証が行われています。
順当なチップ性能進化、外部ディスプレイ2台出力等、魅力的な性能・機能アップが施されているようで、安心のモデルチェンジとなっているようです。
そして…。
M2搭載のMacBook Airで物議を醸したのが、「256GB」モデルの性能低下問題です。
内容としては、256GBモデルだけ、
「NANDフラッシュメモリチップを1つしか搭載せず、パフォーマンスの低下を招いていた」
ということ。
M1の256GBモデルは128GGBチップ2枚搭載ということで、SSDスピードは大容量モデルと変わりなかったことから、M2登場時は相当叩かれましたね。
そして…。
M3の256GBモデルは…。
安心できるようです!
NANDフラッシュメモリチップを2枚搭載で…
記事によると、
Brandon ButchやMax TechなどMacBook Air (13/15インチ, M3, 2024)の256GBモデルを受け取ったユーザーによると、新しいAirの256GBモデルではM2 Airでは1チップ構成だったNANDチップが128GBの2チップ構成になり、Blackmagic Disk Speed TestでのシーケンシャルRead値がM2チップを搭載したAirより50%~60%程度上昇し、M1 Airと同等のスコアに戻っている
ということです。
以下がその結果。
SSDの書き込み・読み込みともに大幅に速度がアップしているのが分かります。
まあ、実際の使用場面で、このSSDスピードの差を実感できるのか?…というと甚だ怪しくはありますが、やはり基本スペックが充実していることにおいてはマイナスではありません。
問題は、「256GBモデルだけ性能が低い」ということであり、それをAppleが明言しないままに販売していることがユーザーをだましている…と捉えられてもおかしくはない由々しき事態だということです。
Apple側はこれまで正当性を主張していたようですが、今回改善してきたということは、さすがにユーザーの声を無視するわけにはいかなかった…ということになるのでしょう。
ただし…。
上記のグラフでも分かるように、「読み込み時」に比べて「書き込み時」の速度がどうも芳しくないときもあるようです。要注意ですね。
記事では、
「512GBモデルの方がより安心」
とまとめています。
「256GB」というモデル自体が、かなり使用方法を制限するモデルであることは事実だと考えますので、予算が許すのであれば「512GB」が吉かな?