新型iPad AirはminiLEDディスプレイ搭載?
「3月末/4月上旬発表説」が華麗にスルーしたことで、何だか取り残された感のあるiPad。2023年は新型iPadの登場が初めて1機種もなかった…という割には、Appleも随分とのんびりしているという印象が強まっています。
加えて、先日は「mini」と「無印」のiPadに関しては、その登場自体が2025年になるのでは?…という説も流れたことをお伝えしています。
デスクトップ型Macを含め、最近のAppleは、売れているデバイスとそうでないものに対する熱量がかなり違う…という印象が強いですね。
利益を上げる…という観点では納得せざるを得ない面もありますが、巨人Appleだけに、個人的には登場させたデバイスにはしっかりと責任を持ってもらいたいという思いが強くなっています。
そんな中…。
大画面が予想されているiPad Airの価格に関して新たな記事が来ています。
現行Proよりは下げてほしいが…
記事によると、高い予想的中率をほこるDSCCの最高経営責任者(CEO)であるロス・ヤング氏が、12.9インチiPad Airは、12.9インチiPad Pro(第6世代)と比べてリアカメラとディスプレイ種別が変更されることで販売価格は安くなると期待されているが、ディスプレイ種別は変わらないとの予想を伝えた
ということです。
つまり、これまでは、
miniLEDディスプレイを搭載していた現行Proに対し、これまで同様の液晶モデルとなることで、廉価な「12.9インチ」のモデルが誕生する
と考えられてきたわけですが、「miniLEDディスプレイ搭載」になる…というわけです。
そもそも、この「12.9インチAir」が注目されているのは、
「OLED搭載新型iPad Proの価格が大幅に上がることになりそう…」
ということよるものです。
一気に20万超えという声の多い新型Proですので、大画面12.9インチモデルがほしい私のようなユーザーはもはや購入できるような金額では無くなってしまう危険性があるというのが心配の種。
その部分を新型Airが埋めることに意義があるわけです。
個人的には、「miniLEDディスプレイ搭載で、現行Proよりも若干でも価格が下がれば…」と考えます。
ディスプレイがminiLEDでチップがM2であれば、スペック的には現行Proと同等になるわけで、この価格帯が実現するのであれば、「Airなんだからより安く…」という声をある程度は抑えられそうです。
しかし、「現行Pro並み〜値上がり」となると、さすがに心情的にも手を出しづらくなる感はありますね。
新型Apple Pencilの噂もありますが、最近のiPadに関しては、上がっているのはチップ性能だけで、「できることは変わっていない」という不満をもつ方も多いでしょう。
そのことが「なかなかiPadが売れない…」という事実に繫がっていることは明白であり、それが更にAppleの開発意欲を削いでいる…。
もう完全に悪循環です。
このままで行くと、高スペックiPadの未来は暗いかもしれません。
今回のAirの価格。1つの試金石になるのかもしれませんね。