iPhone16 Pro用「A18 Pro」のベンチマーク現る!
iPhone15 Proに搭載される「A17 Pro」には、当初大きな期待を寄せていました。
なんせ、初の「3nmプロセスルール」で製造されたチップということで、「性能の大幅アップ」はもちろんのこと、「省電力性」も爆上がりするのでは?…という予想が闊歩していたからです。
しかし…。
開けてみると、性能もこれまでのチップ更新の例から漏れず…。そして省電力性も殆ど現状維持。かえって発熱問題が取り沙汰されてマイナス面が悪目立ちしてしまいました。
学びました…。
結局は、従来の手法でいくら高精細化したチップを製造しても、その性能アップはいきなり飛躍的に伸びたりすることは無いのだと…。
それは夢物語だと…。
ただし…。
逆に言えば、精細化を図らないマイナーチェンジといえるチップ更新でもそれなりの性能アップをこれまで果たしてきたわけで、単なる内部の高精細化意外にもチップ性能を向上させる手段がある…ということは救いでもあります。
さて、この度、次期iPhone16 Proに搭載される「A18 Pro」のものとみられるベンチマークスコアが流出しています。
まあ、いつもどおりの性能アップで特筆すべきことは…
記事によると、
iPhone16 Proシリーズに搭載されるであろうA18 Proの、5種類のベンチマークスコアの予測値が報告された
ということです。
次期iPhoneに関しては、性能云々の前に、「AI機能重視」が謳われているようです。
A17 Proのマイナーチェンジ版であることからも、飛躍的な伸びは期待できないでしょうし、その性能ぶりが気になっていたところでした。
Geekbenchのシングル、マルチの値がこちら…。
はい、全くこれまでの期待値と同等というところです。
というか、3nm化されたA17 Proのふがいなさが目立つというか、AI強化を謳うA18 Proの性能アップが際立つというか…。
なんとも評価が難しい成長線ですね。
そしてグラフィック系の値がこちら。
ここではA17 Proのアップぷりが目立ちます。
ただ、A18 Proもそれまでと同等のアップを果たしているため、十分に「合格」といえる成長を遂げることになりそうです
やはり…。
チップのプロセスルールだけを頼みにデバイスの成長を評価することは無意味のようですね。
また、A17 Proの例でも分かるように、一気に省電力性がアップする…ということも現状では考えづらそうです。何らかのブレイクスルーが無い限り。
これが分かっていれば、落ち着いて新型iPhoneの購入について考えていけそうです。