「Apple Watch X」の薄型化は新構造ロジックボードの恩恵?
先日、「Apple Watch Xは薄型化される」という記事をご紹介しました。
取り上げた記事の中では、
「バンド搭載機構を変更し、磁気吸着式にすることで取付スペースを小さくし内部スペースを拡大」
としておりましたが、これに対し本ブログでは、
「ユーザーが求めているのは薄型化ではなく、バッテリー容量の増加だ!」
と主張しました。
現状、Apple Watch Ultraは無印よりも2倍以上バッテリーがもちます。
この、無印Watchの「バッテリー持ち問題」は以前から不満の声が噴出しており、はっきり言ってApple WatchにおけるダントツNo.1の解決すべき課題であるはずです。
そんな中…。
今回の「薄型化」に関して追加の情報が来ています。
新型のロジックボードも薄型化に寄与?
それでもバッテリー容量増加に1票
記事によると、
Appleは、今秋発表する予定のApple Watch X(Apple Watch Series 10、Apple Watch Series Xとの噂もあり)に新構造のロジックボードを採用するとの予想が伝えられた。このロジックボードは現行のものより薄くなる見込み
ということです。
具体的には、
サプライチェーン事情に詳しいDigiTimesによれば、Apple Watch Xには銅箔をエポキシなどの樹脂でコーティングする構造で薄型化を実現できるロジックボードが用いられる
とのことですね。
ということは、Appleとしては、
「バンド取り付け部の変更によるスペース確保」
に加え、ロジックボードを薄型化することによる内部スペースの確保も狙っている…ということになりますね。
これ、絶好のチャンスです。
これまでの最大の不満点である「バッテリー持ち」を、内蔵バッテリー容量を増やすことによって相当改善させることができるわけです。
しかし…。
前回の記事でも書きましたが、こんなときにAppleがやってしまいがちなのが、
「バッテリー持続時間は従来と同等なのに、〇〇が向上した!」
という戦略です。
Appleさん、今回に限ってはこの考え方は本当に要りません。
現行の無印Watchに関しては、現在でも十分に薄型化されており、何の問題もありません。少なくても、「Watchが厚すぎる」という不満は聞いたことがありません(Ultraは別にして)。
世の中のApple Watchユーザーの殆どが、「薄型化<バッテリー持ち時間」という考え方のはずです。
本当であれば、厚さをそのままにして最大限バッテリー持続時間を延ばしてもらいたいところですが、百歩譲っても、
「薄型化されたが、バッテリー持続時間もそれなりに延びた!」
というあたりに着地してくれないと困ります。
Appleさん、お願いします!