iPadやMacから新型iPhoneの性能を予測する時代!
個人的に新型iPad Pro登場で最も衝撃的だったのは、新型の登場ではなく、新世代Apple SiliconをiPadに最初に投入したことです。
これまでの、
「新型チップはiPhone搭載のAチップから始まる」
という慣例を一気に崩したことになります。
しかも、iPhoneは9月登場でしょうから、4ヶ月も前倒しにしての登場です。
以前の記事にも書きましたが、今回の路線変更はAppleにとって大きな岐路になると考えます。
これまでの「お約束」が無くなるわけで、一定の決まり事があったAppleデバイスの新型投入が「なんでもあり」になってしまうことに繫がるからです。
そして…。
これまではAチップからその後のMチップの性能の予測をしていたわけですが、これが真逆になってしまうことを意味します。
史上初の検証がなされています。

A18 Proは相当優秀になりそう
記事によると、
iPad Pro(M4)のGeekbench 6ベンチマークスコアによる性能向上率から、iPhone16 Proシリーズに搭載されるA18 ProはiPhone15 Proシリーズに搭載されたA17 Proと比較して10%以上の性能向上もあり得るとの予測を、AppleInsiderが伝えている
ということです。
新型iPad Proに搭載されている「M4」に関しては、すでに各種ベンチマークデータが出回っていますね。


3nmプロセスのマイナーチェンジ版であるM4ですが、「M2→M3」の時の性能向上よりも高い向上率を示しているようです。
これ、A17 Proのベンチマークが出たときに、
「3nmになっても、性能の向上率が以前と変わらないのは何故?」
と疑問に思ったのですが、今回もプロセスルールが同様なのに何故?…と思ってしまいます。
チップの性能向上に最も寄与するのが回路の高精細化でなくてなんなの?…と考えてしまうのは、私が素人だからでしょうか?
まあ逆に考えれば、
「マイナーアップでも大きな性能向上が見込めるので、新世代チップを必ずしも待たずに購入できる」
というメリットもあるわけですが…。
さて、iPhone用のAチップのこれまでの性能推移がこちら。

M4の性能を考えると、新型の「A18 Pro」は、シングル「3,000」、マルチ「8,000」を大きく超えることが予想されます。
発熱は心配ですが、こと性能に関しては、最近の新型iPhone以上に大きく向上するかもしれませんね。