「iOS 17.5」のバグで、売却済みiPadの写真データが復活?
Appleデバイスを選択する意味合いの1つとして、「安全性」を上げる人は多いでしょう。
OSとデバイスの双方をAppleという1つのメーカーが手がけている…という部分が非常に大きいですよね。
また、Face ID技術1つ見ても、他メーカーとは一線を画すレベルで安全性を高めようとするAppleの姿勢が評価されていることは事実です。
しかし…。
そんな中、驚くべき「事件」が発生していました。「iOS 17.5」のバグで、売却済みiPadの写真データが復活…というものです。
そして…。
鬼早く対応のOSがリリースされました。
さすがにヤバすぎる問題でしたもんね!
リンク
最悪のデータ流出! これはさすがにマズイ…
記事によると、
「iOS 17.5」にアップデート「写真」アプリで数年前に削除したはずの写真が復活したり、初期化して売却した「iPad」でも同様の事例が発生したりしていることが分かった
というトラブルを解決するために、急遽「iOS17.5.1」が発表された…ということです。
同一アカウント内でデータが復活するのであればまだ分かりますが、「売却」済みとなると当然機体の初期化はもちろんのこと、アカウントとの紐付けも解除されているはずですので、これは一大事。
もしこの現象が起こっていたのであれば、「iCloudの紐付け」が完全に解除できていなかった…ということになるでしょう。
さすがに本体を初期化したのに、SSD内にデータが残っている…ということはないでしょうから。
Appleのデバイスは、耐久性もあり、しかもリセールバリューが抜群に高いことから、新製品が出たら旧機種を売却して資金に充てる…ということが日常的に行われています。もちろん私も行っていますし、特にiPhoneに関しては毎年の機種更新を最小の負担で行うことができています。
それもこれも、「初期化およびiCloudとの紐付けを切ることで、自己データは完全に削除される」という安心感があってこそできることです。
それ故、今回の出来事はこれまでにないほどの衝撃です。
セキュリティーに関してはどの企業よりも配慮をしてきたAppleとしては、大きな傷を残してしまうことになりそうです。
今回は人そんな対応がなされましたが、1回発生したトラブルは、再発しない保証はどこにもありません。もしかするとiCloud事態に脆弱性が隠れているのかもしれませんし、そうなるとAppleエコシステムそのものが大きな打撃を受けることになります。
ここは、原因を完全に特定し、ユーザーにしっかりと説明してもらいたいものです。
「安全性」が完全に担保されてのApple製品だと思いますので…。