AppleのSiriはChatGPTより2年遅れている!
待望のiPad mini7が登場しました。
そして、当然のごとくチップは「A17 Pro」を搭載してきました。そう、Apple Intelligence対応のチップです。恐らく今後登場するデバイスにはすべてApple Intelligence対応となる「A17 Pro以上」のチップを搭載してくることになるでしょう。
Appleとしては、今後のひとつの目玉として「Apple Intelligence」を捉えていることは間違いがありません。
ただ…。
そのApple Intelligenceが実際に活用できるようになるのは、米国以外は2025年になってから…という始末。Apple特有の「時間差適応」です。
GoogleやMicrosoftのように「この機種であればOK」というすっきり感に欠けますよね。やはりそれはソフトウエアの未成熟さによるものなのでしょう。
思えば…。
Siriが登場した際にも、他の人口知能と比較され、結局は「Google先生」が覇権を握りました。その傾向は今でも続いています。現在のAlexaやGoogleとの直接対決のニュースは見ませんが、Siriが一等賞…ということにはならないのではないでしょうか?
そんな中…。
IntelligenceAIのトップを走る「ChatGPT」とSiriを比較する記事が来ています。
なんと、Siriが2年遅れている…というのです!

ガーマン氏は"勝算あり"と言うけれど…
記事によると、
Apple社内の調査によって、Appleの人工知能(AI)技術は、ChatGPTなどライバルに比べて大幅に出遅れていることが明らかになっているようだ。劣勢を挽回するため、Appleは近いうちに企業買収などの手を打ってくるのではないか、とBloomebergのマーク・ガーマン記者が指摘している
ということです。
具体的には、
〇Apple内部の調査によると、OpenAIのChatGPTは、Siriよりも正確性で25%上回っており、30%多くの質問に回答できた
〇Apple内部でも、同社のAI技術は業界のライバルから2年以上遅れていると考えている者もいる
ということです。
いや〜、この時点で「2年の遅れ」というのは致命的なのではないでしょうか?
そして、それをApple自信が認識している…ということです。
これはガーマン氏が考えているように、「他社の買収」等をしないと、先行組には到底追いつけないような気もします。

また、本当に「買収」すれば追いつくのか?…という問題も。
Appleは、単純な技術だけではなく、その技術を「Mac、iPhone、iPad、Apple Watch」等の自社製デバイス共通で使えるように仕上げなくてはなりません。他社の狭い範囲で深掘りできる…という環境とは異なるようにも思えます。
OSとの絡みもあるでしょうし…。今年のようにOSアップデート後の不具合が頻発するようではかえってマイナスになるかもしれません。
これだけ「Apple Intelligence」にご執心のAppleですが、果たしてその行方にはどんな光景が待っているのでしょうか?
個人的には、暗雲が…ということになりそうな気もします。