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50おやじが,お気に入りについて気ままにつぶやくページです。

「M1 Proで十分」と言われても… 「M1 Max」にしたくなるのが人情です

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「M1 Max」のメリットは限定的?

 Appleデバイスの売れ方の特徴として、特に発売直後には、
「ハイエンド機に人気が集中する」
という傾向がありますね。 

 iPhone13でも「Pro Max」「Pro」から在庫が無くなり、無印は比較的余裕がありました。それでも今年は、無印も近年にない人気のようでしたが…。

 この傾向は当然MacBookPro14/16インチでも同様でした。
 今回は特に、「M1 Max」「M1 Pro」という新チップが登場したということもあり、「M1 Max」に人気が集中しているようです。恐らくは、「メモリ64GB/GPU32Core」という構成のオーダーが多いのではないでしょうか。
 もし私が購入するのであれば、やはり「メモリ64GB/GPU32Core」で行きますね。

 しかし、この「M1 Max」自体がオーバースペックである…という意見も散見されるようになってきました。冷静に日常の作業の負荷を考えると…。
 それはそうかもしれませんが…。

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動画編集での差が以外と小さい!

 記事によると、

Luke Miani氏はYouTube上でM1 ProとM1 Maxを搭載したMacBook Proでさまざまなアプリやベンチマークを実行し、その差を比較したところ、CPUコア数が同等であればほとんどのケースでM1 ProはM1 Maxと同等の性能を発揮するという結果に行き着いた

ということです。

 どうしてもスペックを追いがちなApple信者には耳の痛い情報なのですが、実際の結果は以下のようになったとのこと。

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 まずもって、ゲーム関連のベンチに関しては、「M1 Max」のメリットがはっきりしていますね。しかし、Macでのゲーム利用…ということ自体、メインとはなりづらい観点ではあります。

 そして、MacでGPU性能を求めたい最大の要因とも言える「動画関連」ですが、「Final Cut Pro」「DaVinci Resolve」双方で、Maxのリードはほんの僅かなものになっています。

 う〜む、これは結構意外な結果でした。

 

それでも「+44,000円」で夢を買いたい!

 まずもって、これが本当に「Pro」と「Max」の性能的な差なのかということを知りたいですね。
 アプリが新チップに対応すれば現状が変わるのか…については、先日も本ブログで話題にしましたが、Apple Siliconが新型になるたびにアプリ対応を求められるようではたまったもんではありません。実際はどうなのか真実を知りたいところです。

 また、今回の新チップが「ProRes専用エンジン」を搭載して、Final Cut Proでのエンコードでも爆速となっているデータもありますが、ここでも「Max」の32Coreが生かされているデータがとれていないことも気になります。まあ、おまけ程度の差はありますが、「Pro」の2倍のCore数でほんのちょっと…という結果は残念です。

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 とまあ、現状では結構残念な結果にはなっていますが、もし私が購入するとすれば、やはり迷わず「+44,000円」を支払って「M1 Max」でオーダーします。
 Macユーザーたるもの、ここで夢を買わずしてどうする…という、醜い精神論ではありますが、そもそもWindowsではなくMacを利用している段階で、単なるコスパではなく、操作性やデバイス連携等の実用性やロマンに投資しているわけで…。

 これで、今後のアプリ対応やmacOS Montereyのバージョンアップ等で、Maxの力が最大限に発揮される結果が見てくれればそれでいいかな…と考えます。

 何の変化も起こらなければ、それは問題だと思いますが…。
 Appleさん、そこのところどうですか?

Mac向けメンテナンスツール「OnyX」 macOS Montereyに正式対応!

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「OnyX」 macOS Montereyに正式対応!

 MacOSが「macOS Monterey」にアップデートされました。

 WindowsからMac環境に乗り換えて5年が経過してしましたが、当初から感じているのは、
「MacOSの不完全さ」
です。

 確かにAppleデバイス間の連携を図るために、ここ最近は、各デバイス以上にOSの機能充実ぶりが目立つほどですし、iOS、iPad OSにも共通の扱いやすさ、血の通ったインターフェイスを持ち合わせている点で、私はMacOSが大好きです。

 しかし、途中で機能の一部が作動しなくなったり、BLUETOOTHの認識が微妙になったりと、使い込んでいくうちに動作が不安定になる部分も持ち合わせているように思います。
 それがマイナーアップデートで改善されたり、されなかったり…ということを繰り返しながら1年が過ぎ、積み残った不調が、メジャーアップデートで一旦クリアになる…というようなことが多いように感じています。

 よって、Macにとっての「メンテナンス」は非常に重要だと感じるのですが、この手のアプリもWindowsほどは見当たらない…というのが現実。
 そんな中で、「OnyX」は数少ない希望の星です。

 しかしこの「OnyX」、OSのアップデートなどで急に使えなくなることも多いのが玉に傷。

 そして…。
 待望のmacOS Monterey対応版がリリースされました。

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クリーニングアプリとの合わせ技で

 当然ながら、アプリのインストールはスムーズに行われ、しっかりと私のmacOS Monterey環境下でも動作確認がとれました。

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 昔からの定番アプリですので、やはり「OnyX」が動作すると安心感があります。

 私は、ファイルクリーニングに特化した「Buho Cleaner」というアプリの有料版を購入し、併用しています。

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 時には数GBレベルでクリーニングしてくれる優れものです。
 この後、ユニバーサルコントロールという目玉機能が追加導入される予定のmacOS Monterey。
 動作の安定を望むばかりです。

HHKB Professional HYBRID Type-S雪が限定発売〜抜群の打ち心地と華麗さと…〜

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HHKB Professional HYBRID Type-S雪が限定発売

 それまで使用していたREALFORCEから「HHKB Professional HYBRID Type-S」に乗り乗り換えたのが今年の8月。
 以前はできなかったMacでのキーマッピングが可能になった…ということを知ったのがきっかけでした。

 それまではREALFORCEのよさを信じ、HHKBの独特なキー配列に尻込みしていましたが、REALFORCEの打鍵感に、
「もっとスコスコ感が欲しい…」
と完全には満足していなかったのも事実でした。

 思い切って飛び込んだHHKB。
 それまでのHHKBに対する不安は、導入後一瞬にして吹き飛び、その甘美なまでの打鍵感の虜になりました。

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 個人的には、REALFORCEが霞むほどの打ち心地。もう他のキーボードには戻れません。何というか、「いつまででもキーを打ちたくなる」という心地。
 もし、キー配列が心配で躊躇している方がいらっしゃったら、思い切ることをお薦めします。本当に何の心配も要りません。すぐに慣れますから。

 さて、そんな「HHKB Professional HYBRID Type-S」ですが、「真っ白」タイプが登場したようです。英語/日本語ともに1,250台ずつの限定モデル。まだ在庫はあるようです。

 

オプションで印字無しにも…

 記事によると、

株式会社PFUは、Happy Hacking Keyboard(HHKB)生誕25周年記念モデルとして、純白筐体を採用した「HHKB Professional HYBRID Type-S雪」を発売した。直販価格は3万6,850円。

ということです。

 当然機能面はHHKBのフラッグシップである「Professional HYBRID Type-S」そのままに、「雪」をイメージした白色を採用しています。
 ノーマル「Type-S」の外箱は「漆黒」ですが、「雪」は当然ながら真っ白。こだわってますね。

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 標準版の「白」モデルとの比較がこちら。
 「白」は、どちらかというとおなじみのアイボリー系の色となっていますので、その違いは明白です。

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 色以外のポイントは、「HHKB25周年」を記念した「25」の印字。
 悪目立ちすること無く、いいアクセントになっていますね。

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 更におもしろいのが、オプションの「無刻印キートップセット」を購入すると、キートップか完全な「真っ白状態」にできることです(下の画像は英語配列版)。

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 私はノーマル(白)の「日本語配列版」を使用していますが、ご存知のとおり、「日本語配列版」とはいえキートップにはアルファベット印字しかありません。
 しかも私の入力方法は「仮名入力」。この環境でブラインドタッチを行うという変態行為を行っているわけです。つまりは、キートップの文字を見ないで印字しているのですが、さすがに最上部の「数字/Fキー」を使用する際には目視していますので、全取っ替えは厳しいか…。

 しかし、完全にキー位置を指が覚えているプロであれば、全く違和感なく使用できるのではないでしょうか?
 周囲にこの状態で使っている人がいたら、しばらく見入ってしまいそうなほどにインパクトがありますね。

 

高級キーボードのすすめ

 キータッチというものは完全に好みの問題なのですが、それにしても「高級キーボード」には高級なだけの理由があります。

 私はWindows時代にメカニカルタイプの「FILCO Majestouch」にはまっていた時期がありました。その後、より自然なタイピングを求めてREALFORCEに移った経緯があります。

 文字をある程度打ち込むユーザーであれば、常にキーボードと接しているわけで、その最も身近なインターフェイスがしっくりきているかどうかは非常に重要なポイントです。

 「HHKB Professional HYBRID Type-S(ノーマル版)」は確かに「35,520円」と高価です。REALFORCEも3万円ほど。
 しかし、毎日毎日大量のタイピングをするキーボードです。私は、使用頻度が高いものこそ投資すべきものだと思いますし、大前提としてこの程度の投資であれほどの打鍵感を得ることができるのであれば、「喜んで!」という感じです。

 それだけ私にとっての「HHKB」との出会いは素晴らしいものでした。
 食わず嫌いしないで良かった…と心から思っている今日この頃です。

「M1 Max」のハイパワーモードの謎が深まる〜効果無しの情報続々〜

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「M1 Max」のハイパワーモードの謎が深まる

 MacBookPro14/16インチに搭載されている「M1 Max」「M1 Pro」に関するレビューを連日楽しみに待っている状態です。 

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 今回のMacBookPro14/16インチは、初期出荷を逃してしまうと手に入れるまで難儀しそうですので、心なしかYouTube等でのレビュー数が少ない印象。もしかすると実機の到着を待っているレビュアーさん達が多いのかもしれませんね。

 さて、注目されるのがもちろん「M1 Pro」と「M1 Max」の性能です。
 ベンチマーク値はすでに発表されていますね。

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 正直、マルチとグラフィックに関しては、「もう少し上」を想像していました。
 ここに来て、2022年に発売されるであろうiMac27インチ後継機にも、今回のチップが搭載される…という噂が強まっており、
「ノートだったらこれでいいかもしれないが、iMacはもう少しパワーがあった方が…」
と考えているところです。
 「M1 Max」のグラフィック強化版チップなどの搭載があれば…と考えているのですが、果たしてどうなるでしょうか?

 当然新型Mac Proには驚愕のチップを積むことになるでしょうが、このままだと、
「Mac ProとMac Mini・iMacの性能差が開きすぎ」
という、Mac構成上の問題点が解決できないことになってしまいそうです。

 ところで…。
 「M1 Max」の性能がもうひと伸びあれば…という部分で、
「ハイパワーモードが鍵を握るのでは?」
と考えておりました。

 しかし、出てくるレビューの殆どが、
「ハイパワーモードにしても性能に差が見られない」
としています。

 一体どうなっているんでしょうか?

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 リンク

一部にしか効かない「ハイパワー」であれば魅力薄

 記事によると、

Luke Miani氏によってYouTube上で公開された動画によると、M1 Maxのハイパワーモードで実際にアプリやベンチマークを動作させたところ、多くのケースで性能があまり変わらなかった

ということです。

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 謎なのが、ベンチマークアプリの数値ではハイパワーモードがややリードするものの、実際のアプリを動作させた際のメリットが殆ど無い…ということです。

 記事では、

設定としては「ハイパワー」のほかに、「自動」と「ローパワー」が存在しており、自動の場合は温度に余裕があればハイパワーモードが利用され、そのために差があまりあらわれなかったのではないか

と考えているようですが、ベンチマークテストでのリードがアプリ上では発揮できないことの理由にはなっていないようにも思えます。

 「アプリ側の最適化」という理由も考えられますが、純正の「Final Cut ProX」でもさえない結果となっていることから、謎は深まるばかりです。
 また、
「ハードに動かしてもファンは殆ど回らない…」
という意見が多く、熱で十分に性能が出ていない…という可能性も低そうですね。

 

バッテリー駆動、電源駆動で性能変わらず…

 また、ドリキンさんは、
「バッテリー駆動時と電源に繋いで駆動させた場合で、性能に差がないばかりか、なぜかバッテリー駆動時の方が若干性能がいい」
ということに驚いていました。

 謎だらけの「M1 Max」と「ハイパワーモード」。
 今後のレビューでこの謎は解決していくものでしょうか?

Apple、Macへの「Face ID」「タッチスクリーン」非搭載の理由を語る〜えっ、それって逆じゃないの?〜

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Macのノッチ、どう思います?

 iPhone13 Proには、今回もノッチが残りました。
 横幅が縮まったとは言え、存在感は大きく、小さくなった恩恵はさほど感じません。バッテリー残量表示が復活していたら、印象も変わったかもしれませんが…。

 さて、様々な面でiPhone−iPad−Mac間の連携を深めており、それがAppleデバイスを使用する最大の理由にもなっているわけですが、これまではあくまでも機能面の話題が殆どで、見た目や実際の使い勝手に関する項目についてはあまり意識することもありませんでした。
 だって、iPhone、iPad、Macと、Appleのデバイスは、それぞれの得意な用途が全く異なっており、我々はそれを使い分けていましたので…。

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 しかし、新型MacBookPro14/16インチのディスプレイに「ノッチ」が採用され、様々な意見が飛び交っていることで、
「Macに本当にノッチは必要なのか?」
ということについて考えざるを得なくなってきました。
 ノッチについて考える…ということは、当然、カメラのみではなく、iPhoneやiPadで採用されている「Face ID」について考えることにも繋がります。

 そんな中、Appleの幹部が、Macにおける「Face ID」「タッチスクリーン」についての考えを披露しました。
 賛成、とは言えない内容でした。

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リンク

MacでこそFace IDが活きる!

 記事によると、

Wall Street JournalがAppleのハードウェアエンジニアリング担当上級副社長のJohn Ternus氏やMacおよびiPadプロダクトマーケティング担当副社長のTom Boger氏に「Face ID」や「タッチスクリーン」を「Mac」に搭載しない理由についてインタビューした内容を公開している

ということです。

 その内容は、

Appleとしては指紋認証機能の「Touch ID」がラップトップのフォームファクターに最適と考えており、ノートパソコンでは既に手がキーボード上にあるので、Touch IDの方が便利
我々はiPadで世界最高のタッチコンピューターを作っており、タッチ入力に完全に最適化されてる。また、Macは間接入力に最適化しており、それらを変える理由はない

というものです。

 この「Face ID」「タッチスクリーン」に関しては、これまでも本ブログの意見を書かせていただいておりますが、私の考え方としては、

☆Face IDは、常に画面を直視するMacでこそ最も有効である
☆タッチスクリーンを使いたいのであれば、Apple Pencilという最良のスタイラスを使用してiPadで行うべき。スクリーンが垂直に立っているMacでの利用はふさわしくない

ということです。

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 今回の①について言えば、特にiPhoneは常に親指がスクリーンの上にある訳で、Mac以上にTouch IDにふさわしいデバイスと言えます。
 また、Macが常にスクリーンを直視するのに対し、iPhoneではFace IDカメラの認識角度に収まらない状態でスリープ解除したいことが非常に多いです。
 ですから、今回のAppleの主張は完全に的外れですね。

 また、Appleは本来、「Face IDの方がTouch IDよりもセキュリティー面で郵趣である」という大義名分の基で、強行にFace ID化、ノッチ化を進めてきました。
 だとすれば、仕事で使用することが多く、絶対的なセキュリティーが必要であるMacでこそ、Face IDが必要なはず…。
 説得力がなさ過ぎです。

 ②に関しては、完全に同意です。
 Windows機の「なんでもできるタブレット型PC」は、結局「器用貧乏」です。
 手描き等の作業が必要であればApple Pencilを使用してiPadで行い、必要であればデータをMacに送って仕上げる…(当然Mac→iPadという逆パターンもあるでしょう)。
 それぞれの得意分野でストレスを感じることなく作業した方が、結局は生産性が上がるはずです。

 また、iPhone−iPad−Mac間でのデータのやり取りの簡単さや、それぞれのデバイスで同一アプリでの作業が担保されるなど、Appleが得意とする秀逸なデバイス間連携を体験すれば、「全てを一台で済ませたい」という欲求自体が生じません。

 

Macのノッチ… 要らない!

 私は、Macのノッチ、必要ないと思います。
 必要ないというか、各種カメラ・センサーは、是非ともベゼル内に収めていただきたい!

 個人的には、iPhoneのノッチは殆ど気になりません。
 しかし、じっくりとディスプレイを見つめることになるMacにおいては、どうしてもノッチの存在が気になってくるでしょう。大きい、小さいの問題ではなく、存在自体が邪魔です。

 また、ノッチ付きのスクリーンで映画等の動画を観ることを考えると…。
 考えたくもありません。
 やはりMacには落ち着いて作業できる安心感を整えていただきたい。

 ノッチをつくるくらいだったら、上部のベゼルだけ厚くしていいですので、その中にカメラ・センサーを入れればいいだけ。
 Pro Display XDRを使用している私には現在のところ影響がない話ではありますが、今後AppleSilicon Mac Bookを購入する機会もあると思われますので、何とか上手に解決してもらいたいと願います。

「M1 Pro」「M1 Max」の真の実力やいかに?〜新型Mac Proは"Dual"で2倍の数値?〜

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「M1 Pro」「M1 Max」の真の実力やいかに?

 新型MacBook Pro14/16インチのレビュー記事が続々と登場しています。

 総じて、新型Macの高性能ぶりを伝えているのですが、比較対象が「M1」搭載Macであることが多く、「それ以上」の機種との比較情報が少ないことで、もう少し状況を見極めたい…という思いを強くしているところです。

 まあ、「M1搭載Mac」自体が驚きのパフォーマンスとして評価されていますので、多くのレビュアーの方々が、
「余程でなければM1で十分!」
と評価するのも分かります。

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 健在Mac Proを利用して自己満足に浸っている私としては、特に「M1 Max」にそれなりの性能を発揮してもらい、今後は「Mac Mini」の上位版を乗り換えていく展開を狙っています。それだけに、「M1 Max」の真の実力が知りたいのです。

 

錯綜する情報

 各種動画などを観ると、GPUに関しては、「M1 MaxはM1の2倍程度の性能」とするものが多いようです。
 各種ベンチマークのGPU数値が2倍弱、動画書き出し時間が1/2…という結果が殆どかと。

 しかし、ベンチマークの種類によって性能にばらつきが見られたり、使用するアプリによって超高性能ぶりを発揮することがあったり…と、どうも真の実力が見えづらいチップであるようにも感じます。

 

 また、「Appleが大好きなんだよ」さんの動画では、Mac Pro(16CoreCPU・Radeon Pro W5700X)とM1 Pro最安モデルと比較がされており、非常に参考になります。

 

 「M1 Pro」の最下位モデルではありますが、以下のようにProRes422の書き出しでは、Mac Proを凌駕する部分もあったとのこと。

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 これ、M1 Pro・M1 Maxが、ProRes専用エンジンを搭載してることも影響しているようですね。でもなあ、ProResはファイルが巨大すぎますし、汎用性の点からもそんなに使うとは思えないのですが…。
  一般的なH.264書き出しではMac Proの優位性が見て取れます。ただ、FinalCutPro自体、レンダリングは非常に高速ですが、書き出しには時間がかかる…という傾向があるようで、書き出しにおいてはMac Proも「爆速」という感じてもありません。

 「M1 Pro」でこの結果。
 では、「M1 Max」ではどうなるでしょう?
 16CoreMac Proを超えてくる可能性も十分にあるように感じます。なるべく早く、どの部分で強く、どの部分で弱い…という総合的な評価が定まることを望みます。

 

新型Mac Proは? チップの進化ごとにアプリの最適化が必要なの?

 現時点で素朴な疑問が2つ。

 一つ目
 先日、「Pixelmator Pro 2.2」がリリースされ、 「macOS Monterey」やM1 Pro/M1 Maxチップに対応した…という報道がありました。

 前掲のゲーム性能を確かめた記事内にも、「ゲーム側での最適化が進めば性能向上の余地があるのかも」という文言がありましたが、Apple Siliconにおいては、チップが新しくなるごとにアプリ側の対応が求められるものなのでしょうか?

 これまでの感覚だと、「OS」のアップデートに応じたアプリ側の対応は日常的にあるものの、チップ対応となるとあまり聴いたことがありません。
 「M1」登場時は、それまでのx86からの移行ということもあり、アプリ対応が話題となりましたが、「M1→M1 Pro・Max」への移行でもそれが必要ということであれば、対応・未対応の確認も含めて、ユーザーも気を遣うことになりそう…。

Apple Silicon自体の歴史が浅いこともあり、アプリ側も少しずつ改良していく必要がある時期…ということであればいいのですが、今後もチップ進化とアプリアップデートが必須なのであれば、なかなかに窮屈なことになりそうです。

 二つ目
 今後のハイエンドMacの性能に関して。
 以前の情報で、Mac Proに搭載されるApple Siliconは、「M1X(当時の呼び名)を2組、4組と組み合わせてユニットをつくったものになる」というものがありました。

 もしこの考え方で行くのであれば、単純にGPU性能がM1 Maxの2倍、4倍になる…と考えられそうです。
 M1 MaxのMetal数値が「68,000」程度ですので、その2倍、4倍…。

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Geekbench5のMetalスコア

 4倍ともなると、現行Mac Pro最強の「Radeon Pro W6900X」を軽く凌駕するスコアになりそうです。

 これが現行のMac Proの価格に対してどの程度安く出てくるのか?
 高価になったのではApple Siliconのメリットも薄まりそうですが…。

 さらに、iMac27インチ後継機搭載のチップが、「M1 Max」止まりなのか、それ以上のものになるか…という点ね含め、AppleがApple Siliconにどの程度のパワーを与えようとしているのかということが気になります。

新型iMacは3月に来る?〜搭載チップがM1 Maxでは役不足では…〜

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新型iMacは3月に来る?

 2021年のApple新製品は先日のMacBookPro14/16インチで打ち止め…という考え方が主流です。新型Mac Miniが同時に登場しなかった時点で、2022年へと先送りされたことは明白ですので、私も今年中の新製品投入はないと考えます。

 先日は、「2022年のAppleデバイス」を予想する記事を書かせていただきました。

 MacBookPro14/16インチと同型のチップを搭載するであろう新型Mac Miniは、恐らく「3月」でしょう。遅すぎると「M1 Pro」「M1 Max」の旬を逃してしまいますし、早すぎると敢えて発売時期をずらした意味が無くなってしまいます。

 先日の記事にも書きましたが、2022年のキーは「iMac27インチ後継機」だと考えます。 
 そのiMac27インチ後継機に、発売時期の情報が出てきました。本当に3月に来るの?

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「M1 Pro」「M1 Max」? はたまたそれ以上?

 記事によると、

Apple製品の情報を発信しているLeaksApplePro氏(@LeaksApplePro)が、2022年3月に発表される新製品として、27インチiMac、M1 ProもしくはM1 Maxを搭載するとも噂されるハイエンドMac mini、iPhone XRの筐体を利用しTouch ID搭載電源ボタンを搭載する可能性もあるiPhone SE(第3世代)をあげた

ということです。

 iPhoneSE3に関しては、ここに来て急に「iPhoneXR筐体を利用、電源ボタン内蔵Touch ID」という情報が出回っていますが、果たしてどうでしょう。それまでは旧デザインをそのまま踏襲…という説に偏っていたのですが?
 まあ、これは置いておくとし…。

 非常に気になる「iMac27インチ後継機」に関して考えていきましょう。
 今回の記事では、新型Mac Miniと同時期の2022年3月に登場…という説をとっていますね。

 まあ、時期そのものはどうでもいいのですが、もし「2022年3月」に登場するのであれば、搭載するチップが「M1 Pro」「M1 Max」ということになる可能性が大きいのでは?
 しかし、ハイエンドデスクトップ機として、その性能がMacBook Proと同等ということがあり得るものでしょうか?

 つまり、もう少し発表時期を先送りして、「M1 Pro」「M1 Max」を超える性能の新チップを投入する可能性はないか?…ということです。
 iMac27インチ後継機の上は、もう「Mac Pro」しかありません。「M1 Pro」「M1 Max」の性能は、現行Mac Proと比較しても物足りないものですので、新型Mac Proには恐らくはこれらのチップの最低でも2倍のグラフィック性能をもたせるようなチップを搭載させるでしょう。
 これまでは、Apple Siliconを2個、あるいは4個パッケージングしたようなユニット型のチップを搭載するのでは…という情報があります。

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 となると…。
 新型のiMacとMac Proの性能差が最低でも2倍になります。この差は大きすぎるのでは?
 また、前述したように、MacBookPro14/16インチとiMacの性能が同等となり、「デスクトップ」としてのメリットが消滅してしまう可能性も…。

 私は、iMac27インチ後継機の構成で、Appleの考え方が問われることになると考えます。

 

冷却性能でカバー? 新チップ間に合う?

 さあ、どうするんでしょうねは?
 新型Mac Proには、新チップを搭載することが確定的だとして、果たしてAppleに「iMac27インチ後継機専用チップ」を製造する余裕があるものでしょうか?
 ちょっと厳しいように思えます。
 まして「2022年3月」に登場…ということであれは、無理でしょう。

 だとすれば…
 以前から話題になっていた、
「Apple Siliconは、冷却性能でかなり性能差が出る」
という部分に活路を見いだすのでは?

 つまり、MacBookPro14/16インチよりも大型の冷却ファンを搭載し、MacBookPro14/16インチで話題になっている「ハイパワーモード」を常用できるようにするとか…。
 この「冷却ファン」の考え方は、以前の情報でも存在したものです。

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 この冷却ファンが「2022年3月」に間に合うのであれば、今回の登場時期の噂も否定できないかも…。
 できれば…。
 新型Mac Miniがにも大型の冷却ファンを搭載して、性能を上げてもらえたら嬉しいのですが…。

M2搭載「MacBook Air」の噂続々〜M2搭載、カラフル展開、MiniLED・・・〜

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M2搭載「MacBook Air」の噂続々

 MacBookPro14/16インチがいよいよ発売されました。
 今後しばらくは、実際に使用した上でのレビューが多数報告されることになるでしょう。

 もちろん、従来のMacBook Proと比較すると、飛躍的なパワーアップではありますが、今後のiMac27インチ後継機、Mac Pro等のハイエンド機への展開や、その価格構成などを考えると、
「もう一段性能が上でも良かったかな…」
と感じます。あるいはもう少しお安い設定で出てくるとか…。

 さて、「主役」がついにお目見えしたことで、一気に次期「MacBook Air」の情報量が増えました。
 これまでも、「2022年半ば登場」「M2チップ搭載」「カラフル展開」等の情報は出ていましたが、提供される内容が一気に具体的になってきた感がありますね。

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M2搭載、カラフル展開、MiniLED…

 2020年秋に、初のMac用Apple Siliconである「M1」を搭載して登場したM1MacBook Airは世界中に驚きを与えました。

 その「M1」はその後iPadPro12.9インチや24インチiMac等にも採用されると共に、「M1 Pro」「M1 Max」のベースともなったチップであり、Appleの歴史に刻まれるチップとなることは明白です。
 そして、ついに2022年半ば頃に、そのM1が「M2」に進化する…という情報は、かなり以前から噂され行きました。また、M2初搭載機が「MacBook Air」になるのでは…ということも、以前からお伝えしている通りです。

 これまでに出回っている情報を列挙してみると…

〇「M2」搭載
〇ファンレス
〇MiniLEDディスプレイ、ノッチあり
〇MagSafe充電端子
〇1080Webカメラ
〇ボディーはカラフルな多色展開
〇キーボードとベゼルは白
〇ベゼルは薄くなる
〇新型MacBook Pro同様にボディーの薄さは均一
△MagSafe 3ポート、Thunderbolt 3/USB 4ポート1(1減)、ヘッドホンジャックを搭載
△価格は1,499ドル〜?

というところでしょうか?

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微妙な点も多し

 チップがM2になることで、当然性能面では大きく向上することになるでしょう。しかし、それ以外の面では微妙な点も多いと考えます。

 まずもって拡張性
 MagSafeポートへの変更は嬉しいのですが、その分Thunderbolt 3/USB 4ポートが1つ減らされてしまうのはいただけません。Proで復活したHDMI、SDカードスロットは当然搭載されないことを考えると、拡張性があまりにも乏しすぎます。
 Airに多くの拡張性を求めるユーザーはいないでしょうが、それにしてもこれでは寂しすぎるかと…。

 最大の懸念点は価格
 9to5Macでは、「1,499ドル〜」という値付け予想をしているのですが…。
 ベースモデルに非常に値頃感がある現行Airと比べると、余りに敷居が高くなりすぎるように感じます。
 Apple Siliconへの移行にあたっては、「価格低下」というのも重要なファクターだったように思うのですが、もし「1,499ドル〜」という値付けが現実なるとすれば、Macに手を出しづらいという考えが、より広がってしまいそうです。
 「裾野を広げる…」という意味でも、Mac MiniやAirの廉価モデルは絶対に必要。Appleには、IntelチップからApple Siliconへと移行させる意味合いを、もう一熟考してもらいたいものです。

 最後に色展開について…。
 ボディーのカラフル展開は致し方ないとして、キーボードやベゼルをホワイトに振るのはやめてもらいたい!

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 せめて、従来型の色を選べるようにしてもらいたいのですが…。コストの面で難しいのかな?

 Airを使うのは若者や女性ばかりではない…ということを、Appleは知っているのでしょうか?
 iPhone13、Apple Watchを含め、最近の色合いの振り切り方にはAppleのセンスを疑う部分が多いですね。

iMac27インチ後継機は「27インチ」なのか?〜30インチオーバーからの予測急変の真意は?〜

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iMac27インチ後継機は「27インチ」なのか?

 Apple Silicon搭載iMacに関しては、噂が巻き起こって以来、「画面の大型化」という概念の基でその存在が語られてきました。

 当初は、「21.5インチ→23〜24インチ」「27インチ→30〜32インチ」という説から始まり、実際に21.5インチモデルが「24インチ」へと移行したことは周知の事実です。 

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 27インチ後継に関しては、「29.4インチ」という噂から始まり、その後「32インチ」説が有力となった時期が続きました。

 この「32インチ説」に関しては、本ブログでは、
「32インチ型のPro Display XDRの優位性を保つために、30インチに抑えるのでは…」
と主張してきました。
 そして、最近になると、この「30インチ説」が主流となっておりました。

 紆余曲折…ということですか、ここに来てまたまた事情が変わってきています。
 27インチ後継機は「27インチ」?

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画面拡大は必須なのでは?

 今回の情報をまとめると、最初に「27インチのアップル純正ディスプレイが登場」というリークが登場し、その後「ディスプレイではなく次期iMac」という訂正が出されたということですね。

 確かに、以前から「Pro Display XDRの廉価版となるApple純正ディスプレイ」の存在が噂されていました。まあ、それは置いておいて…。

 本当に時期iMacは「27インチ」なのでしょうか?
 私は未だに「30インチ(29.4?)」になるのでは…と考えています。

 その理由として…。

 まず第一に、現在のディスプレイ事情を考えると、もはや「27インチは大画面ではない」といえます。世のディスプレイメーカーの主流は32インチへと移行している感がありますし、マルチディスプレイでの運用や、40インチ超のウルトラワイドモニターも珍しくなくなってきています。

 そんな中で、もはや時代遅れとも思える「27インチ」に固執するものでしょうか?
 確かに、「顎」を残してしまった24インチiMacのデザインを見ると、30インチ超のパッケージングは厳しくも見えますが、30インチであればギリセーフ…とも思えます。
 顎がなければ32インチも可能だったかもしれませんが…。

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 第二に、Appleから漏れてくる「初期の情報」が、結構バカにならないと考えているからです。今回であれば、前掲した「2020/03/20」付の記事の内容ですね。
 1年半も前の時点で、すでに24インチiMacのデザインを言い当てています。恐らくは、27インチ後継機のデザイン・開発も、24インチと同時並行で進んでいるでしょうから、私はこの記事のデザインに関する内容は「ビンゴ」なのではないかと考えています。
 「29.4インチ」等の30インチをやや切るサイズを「30インチ」と銘打って登場させ、今後のスタンダードとするのではないでしょうか?

 

純正ディスプレイの位置づけは?

 もうひとつ気になるのは、Apple純正ディスプレイですね。
 恐らく2022年中には出てくると思われます。

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 根拠としては、M1 Pro・Max搭載のMac Mini、Mac Proという、デスクトップ機が立て続けに登場することになる…という部分です。

 先日、「2022年のAppleデバイス登場予想」をさせていただきましたが、Mac Miniが3月、Mac Proが年末…というあたりに登場するのではと考えています。
 だとすれば、当然純正ディスプレイもそのどちらかの時期に重ねるのでは…と考えるのが普通でしょう。

 できれば3月に…と願いますが、そんなに急いで開発しているような感も受けませんので、年末になる?
 そして問題は画面サイズ。
 新型iMacの30インチ以下に揃えるのか、それともPro Display XDR同様の32インチへと舵を切るのか…。

 もちろん画面サイズは大きいに超したことがありませんので、32インチが望ましいのですが、「32インチ」「MiniLEDディスプレイ」「ProMotionディスプレイ」と来れば、Pro Display XDRの立場がなくなるのでは…?
 Pro Display XDRの値段が値段ですので、どのような差別化をしてPro Display XDRユーザーを納得させるのか…にも注目です。

2022年のApple新製品の登場時期は?〜2021年は「終了」との見方〜

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2021年のイベントは終了

 10月19日のAppleイベントで、MacBookPro14/16インチやAirPods3が登場しました。

 「Mac Mini」の登場が期待されましたが、見事にスルーでした…。 
 以前、
「MacBookPro14/16インチの販売を促進するためにMac Miniの登場は2022年になる…」
という説が流れたことがありましたので、恐らくはそのような「大人の事情」によるものだと思われます。

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 ディスプレイを伴わないMac Mini自体は、「出そうと思えば出せる」はず。

 M1搭載のMac Miniが「相当に使える」ということが判明し、個人的には高性能Mac Miniの需要は相当ある…と考えています。
 というか、従来の低スペックMac Miniと、iMacの間に、ディスプレイ無しの純粋なデスクトップ機が存在しなかったこと自体に、Macの闇があったと思うのです。

 確かに世はノート型PCの自体かもしれませんが、それでもデスクトップ機の需要は相当数存在しますし、MacBook系の外部ディスプレイとの相性問題を考えると、やはりデスクトップ機は必要です。
 まあ、M1Mac Miniでもディスプレイの相性問題は多発したようですので、このあたりはAppleの昔からの課題ですね。あと、BLUETOOTHの接続問題もひどいものですが…。

 今回、MacBookPro14/16インチと同時にMac Miniが登場していたら、結構な割合でMac Miniに行っちゃったのでは…と考えます。
 MacBookPro14/16インチ1台で行くよりも、Mac MiniとM1MacBook Airの2台体制で行った方が健全なような気もしますし。金額的にはそんなに変わらないでしょう。

 さて、新型Mac Miniが出なかったことで、恐らくは2022年に先送りにされたと考えていましたが、ガーマン氏も「2021年はもうおしまい」と考えているようです。

リンク

さて、iMacとMac Proをどうする?

 記事によると、

BloombergのMark Gurman氏は、Appleの今年3回目のイベントやその他の大きな発表は期待していないと述べた

ということです。

 まあ、そうでしょうね。
 Mac Miniにしても、せっかくMacBookPro14/16インチと登場時期をずらしたのに、そんなに早く登場させてしまっては意味がありませんので…。

 さて、2022年はどうなるでしょう。
 やはり、2021年同様、「Macの年」となるでしょうね。

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 2021年は、iPhone、iPad以上にMacが注目された年でした。Macというか、Apple Siliconというか?

 2020年末に登場した「M1」の実力が認められ、5月には24インチiMacにもM1が搭載されました。そして10月の「M1 Pro」「M1 Max」の登場です。
 今後は、Apple Siliconを積んでいない「iMac27インチ後継機」と「新型Mac Pro」の動向に注目が集まるのは必至です。

 個人的に考え見ると…

〇3月
新型Mac Mini(「M1 Pro」「M1 Max」搭載)

iPhoneSE3(Touch IDがホームボタンのままか、電源スイッチに移行するかが焦点。それによってディスプレイサイズが変わってくる)

〇6月(WWDC近辺?)
iMac27インチ後継機(iMac Pro? 何のチップを搭載するのか、大注目)
・WWDCで新型Mac Proが発表される?

〇7月〜8月
・M1チップ搭載MacBook Air

〇9月
iPhone14シリーズ(パンチホール?)
Apple Watch Series8(スクエアデザイン?)

〇10月(ここで出なかったら翌年3月)
・M2搭載iPadPro

〇11月
・新型Mac Pro(最強Apple Siliconのパワーは、世界を震撼させることができるか?)
廉価版純正ディスプレイ?(MiniLEDディスプレイ? 時期は予想不可能)

というあたりでしょうか?

 この他に「AirPods Pro2」の登場もあるでしょうが、AirPods3の登場で振り回された経緯もあり、正直、登場時期の見当が付きません。まあ、いつでもいいです!

 

ハイスペックMacのApple Siliconに注目!

 個人的に、最大の注目点は、
「ハイスペックMac搭載のApple Silicon」
です。

 まずもって、27インチ後継機のApple Siliconは、単純に「M1 Pro」「M1 Max」なのか?
 冷却性能によって相当な性能差が出ると噂のApple Siliconですので、この部分で性能を上げるのか、それとも新チップを搭載するのか…で、いろいろな事情が異なってくると考えます。

 また、新型Mac Proに搭載される「最強Apple Silicon」の実力。
 正直、「M1 Pro」「M1 Max」の性能に関して、確かにノートPC搭載のチップとして高性能なのは分かるが、「もう少し高いものを期待していた…」という心残りがあります。
 また、その割にはお値段は結構行っちゃってるな…という思いも…。

 Mac Proに関しては、CPU・GPU双方の性能において、驚愕させるものを期待したい!
 また、それを比較的手の届きやすい価格で抑えてくれれば…と考えます。

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 具体的に言えば、
「100万円のマシンで、どの程度の性能を出せるか」
というところでしょうか?

 現行Mac Proは、100万円では「そこそこ」の性能しか出せませんでした(コスパを考えた場合…ということです)。
 新型Macでは、この部分で「納得」できるものを提案していただきたい!

 MacBookPro14/16インチを見ると、ちょっと心配になってしまう私です。

Parallels 17.1、ホストOSとしてmacOS Montereyをサポート〜それでも、安心の未来は見えない〜

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Parallels 17.1、ホストOSとしてmacOS Montereyをサポート

 Parallelsの挙動の不安定さもあり、MacにおけるWindowsの仮想化かを諦め、BootCampに舵を切ったことを以前記事にしました。 

 MacOSがアップデートされると挙動が落ち着いたり…ということを繰り返した経緯がありますが、ここ最近は落ち着いていたParallelsの仮想化環境。
 しかし、久しぶりのフリーズ頻発を機に、BootCampを利用することを決断した次第です。

 しかし、単純にParallelsの挙動だけで、「MacOSを落とさずにWindowsを利用できる」という利便性を捨てたのではありません。

 この根底には、
「AppleSilicon MacでのWindows利用ができなくなるのでは…」
という大きな懸念がありました。

 本ブログで以前から取り上げているように、Microsoftは、ARM版Windows11のAppleSilicon Mac上での動作を認めないことを発表しました。
 この根源的な部分での不安がある限り、Parallelsでの仮想化に頼るのは危険だ…と判断したわけです。

 しかし…。
 情勢は不透明なままに先進しているようで…。

 この度、Parallelsが17.1にアップデートされ、ホストOSとしてmacOS Montereyをサポートすると共に、Windows 11の仮想マシンの安定性向上をアピールしました。

 これ、この先どうなるの?

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Parallelsに未来はあるのか?

 記事によると、

Mac上でWindows 11を仮想OSとして動作させることができるParallels Desktop 17 for Macがアップデートされた。このバージョン17.1において、ホストOSとしてmacOS Montereyをサポートし、Inte/M1 MacでmacOS MontereyとWindows 11を仮想OSとして実行することができる

ということです。

 元来、Parallels17でもWindows11には対応していたわけですが、17.1ではWindows 11の仮想マシンにデフォルトでVirtual Trusted Platform Modules(vTPM)を導入したことにより、Windows 11の仮想マシンの安定性が向上しているとのことです。

 しかし、前述したように、Microsoftは、
「ARM版Windows 11でM1 Macをサポートしない」
とすでに表明しているのです。

 大いなる矛盾であります。
 Parallels側としては、「AppleSilicon Mac」におけるARM版Windows11の動作における準備を整えた…ということですが、Microsoft側はこれを認めない…と。

 現状で、このARM版Windows11の許可・認証がどのように判断されているのか、全くもって不透明ですね。
 もしかすると何かしらの大人の事情が働いているのかもしれませんが、だとしたらはっきりとした形で「明言」していただかないと、怖くて使えません。

 突然Microsoft側の気まぐれで、「やっぱりダメ!」と言われて使えなくなるようでは、大変な事態に陥ってしまいます。

 Microsoft側の原則的な考えとすれば、
「Arm版Windowsに関して,OEMのライセンス販売のみしか認めていない」
ということですので、道理で考えれば、仮想化の環境は「アウト」ということになるでしょう。

 

Appleがどのように捉えているか?

 そして、この問題に拍車をかけているのが、Appleの態度が見えない…ということです。

 「AppleSilicon Mac」は確かに高性能で魅力的ですが、ことビジネスで考えると、Intel体制での互換性の面で大きな不安を抱えることになることも事実。
 これまでは「Intel Mac」の恩恵で、仮想化・BootCampという手法により、MacでもWindows環境を作り上げることができました。

 しかし、今後それが不可になるとすれば、ビジネス用途が足かせになって、Mac離れを引き起こさないとは限りません。

 MacBook Pro14/16インチが発表され、Apple Siliconがこれから…という時期。
 「MacとWindows環境との兼ね合い」は、Parallelsという一企業がどうこうというよりも、Appleがどのように対処するかにかかっているのではないでしょうか?

 さて、Appleはどう動く?
 それともガン無視を貫く?

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