大賛成! Apple Watchこそ,物理ボタンはいらない
先日のWWDC2018では,新しいWatchOSの話題もあり,大いに盛り上がりました。
また,次世代Apple Watchは,大画面化が図られるとの噂もありも,いよいよウエラブル端末が本格的に始動する次期に入ってきたと感じています。
そんな中,新世代Apple Watchでは,「物理ボタンが廃止される」という情報が出回っているようです。
Watchにこそ物理ボタン廃止を!
「物理ボタン廃止」ということは,iPhoneでも採用されている「Taptic Engine」を搭載し,触覚フィードバック機能を採用することになるのでしょう。
これ,大賛成です。Watchにこそ必要だと考えます。
理由その1 耐久性
Apple WatchSeries3を採用しているものとして,実物を手にした初日から感じていたことは,
「このデジタルクラウン,本当に何年ももつのかな?」
ということです。
Apple Watchのデジタルクラウンは,押し込むことによって画面を切り替えたり,回転させることによってタイムトラベルやスクロールをさせたりといった,実際の動作の上で欠かすことのできない機能を割り当てられています。
当然その分,ボタンを押したり回したりといった動作が多くなり,それは,iPhoneの機能をWatchに割り当てる割合が多いユーザーほど顕著になるはずです。
そんな人にとっては,iPhoneのホームボタンを押す回数よりも,Watchのクラウンを動作させる回数のほうが多いのではないでしょうか?
現在のiPhoneは,物理ボタンがなくなったり,ホームボタンそのものがなくなったりと,「ボタンのへたり」ということについての心配は無くなりつつあります。
しかし,Watchにおいては,この点が非常に気がかりです。特に「押す」ときの感触が,なんとも心許ないのです。何かの拍子に押せなくなるのでは…という心配が当初からあるほどの頼りなさ。
これが疑似ボタンになれば,その心配も一掃されます。
理由その2 防水性
防水性の観点からも,疑似ボタンになることのメリットは大きいと考えます。
現在のWatchも,それなりの防水性は備えているようですが,あくまでも押すことのできる物理ボタンですので,その性能には自ずと限界があるのではないでしょうか。
これが疑似ボタンになることで,物理的に上下するような動作のための隙間が無くなるであろうことは,素人でも想像できます。
iPhone以上に日常利用の上で水との接点が多いWatch。また,「運動」すること前提の機能も備えている現状を考えると,今後は完璧な防水性を求められるようになっていくことでしょう。
そもそも「デジタルクラウン」って野暮ったくないですか?
そもそも,「デジタルクラウン」って,野暮ったく感じませんか?
せっかくのスタイリッシュなApple Watchのデザインにおいて,ボコッとした丸い出っ張り…。私は非常に違和感を感じるのです。美しくない。
そもそも,「画面スクロール」「タイムトラベル」「アラーム等の時間設定」など,デジタルクラウンの操作性は限定的です。
だとすれば,思い切ってデジタルクラウンそのものをなくしてサイドボタンのような形状とし,従来の操作を「画面の右側エッジをスワイプ」するような別動作として機能させてはどうでしょうか?
Appleには,誰にも受け入れられるような機能性とデザイン性との高度な融合を期待しています。