ついに来るのか? ハード祭り
今年のWWDCではハードの発表は皆無ということで,がっかりさせられたユーザーも多いはず。
しかし,以前から,FACEID付きのiPadProや廉価版MacBook13インチモデルなどの噂には事欠かない状態でした。
こんな中,新型MacBookProと思われる製品情報やベンチマークスコアが流出したという記事が来ています。ついに来るのか? ハード祭り!
新OSを待たないの?
その製品登録情報がこちら。
このうち,「Mac」とみられるA1931、A1932、A1988、A1989、A1990の5つのモデル番号で,A1931とA1932は新型「MacBook」,A1988〜A1990は新型「MacBook Pro 13/15インチ」のものとみられているようです。
また,MacBookPro13インチ,のベンチマークスコアは以下の通り。
こちらに搭載されているCPUはIntelの第8世代Coreプロセッサ「Coffee Lake」シリーズの「Core i7-8559U」で,4コア/8スレッド、動作周波数は2.70GHz,RAMの容量は16GBとなっており,次期「MacBook Pro 13インチ」のフルスペックモデルである公算が強いとのことです。
率直な疑問が2つ!
これを見て思った率直な疑問点が2つあります。
問題点① 新型MacBookとMacBookAirは異なる機種?
以前から話題になっていたのは,Retinaディスプレイを搭載した「廉価版MacBook13インチモデル」でした。
この点に関し,本ブログではその価格に鑑み,以前から「MacBookとAir」についての関連性について疑問を投げかけてきました。
もし,廉価版MacBookとMacBookAirが今後も併設販売されるのであれば,その「違い」はどこになるのでしょうか?
そもそも,同価格帯に複数の機種を打ち出すという戦略をAppleがとってきたことがこれまであったでしょうか?
「Air」という旧態依然としたジャンルを残すことにそもそも意味があるのかとも考えます。
いっそのことMacBookとMacBookProに整理した方がいいと思います。
まあ,以前に書かせていただいたとおり,その能力を考慮して
・従来のMacBook系統を「MacBookAir」
・MacBookPro13インチの統合型グラフィックチップ搭載機を「MacBook」
・その他の独立GPU搭載機を「MacBookPro」
としてはどうかという考えは変わらずにもっいるのですが…。
問題点② OSアップデートを待たないマイナーバージョンアップ?
記事によると,どのMacも新OSではなく,現行バージョンのHighSierraを搭載しているとのこと。
そうなると,チップを中心に性能を向上させたマイナーアップバージョンということでしょうか?
しかし気になるのが,
「その割にマルチスコアが跳ね上がっているな?」
ということ。
現行のCore i7搭載モデルのスコアが「シングルコアは4800,マルチコアは10000」ということですので,なんでマルチスコアだけ?という疑問が残りますね。「性能アップ」という観点では,やや偏りがあるスコアの変遷だと思いますが,どうなっているのでしょうね?
やはり「廉価版MacBook」が気になる!
いずれにせよ,最も気になるのは「廉価版MacBook」の位置付けです。
Macが求めやすい価格で登場することは大歓迎なのですが,その性能面,他機種との「縄張り争い」など,今後の「Mac選び」に大きな影響を及ぼすことが予想されるわけですので。
「裾野」と「選択肢」を広げる,有意義な新機種発表あることを望みます。
登録から1ヶ月ほどで製品が発表されることが多いとのことですので,もしかすると意外に早い時期での発売もあり得る?