パソコン市場縮小の中…
2018年のパソコン出荷台数の統計が発表されました。
Macは第4位,シェアを若干減らしています。
Macシェア率変遷
まずは2018年のデータを。
Lenovo,HP,Dellというスリートップは変わらずのようです。
昨年はHPが盛り返したようですが,中国の大資本を背景に多岐にわたる商品展開を行うLenovoの成長率が驚異的ですね。
肝心のMacは,ASUS,Acerとの第2グループを形成し,4位争いをしています。
2018年は,MacBookProにおいて性能的に非常に大きなアップグレードが行われたため,「売れているかな?」と思いきや,売上台数,シェアともに減らしてしまいました。
やはり「MacBookAir」が期待はずれだったのが響いているのかもしれません。多くの人が,
「より廉価なRetina搭載MacBook」
を期待していたということでしょう。
予想どおりに10万円を切ってくるような値付けだったら,爆発的に売れていたように思います。
さて,興味があったので,Macの過去の販売シェアを調べてみました。
2015〜16年にシェア8%まで上昇するなど,好調な時期もあったようです。
この時期といえば,MacBookProは末期でしたが,MacBookが投入され,MacBookAirのバッテリー持続時間が延びるマイナーチェンジが行われた頃でしょうか?
やはりある程度値頃感のあるモデルが充実していると売れるということかな?
ちなみに,このようなデータも見つけました。
これは,Windows機がMacの「何倍」売れているかを表したグラフのようです。
やはりWindows95が発表されたあたりから一気にWindows機が伸張していく様子が分かりますね。
WindowsXP時代にはなんとMacの「56倍」も売れていることが分かります。
現在は,Macのシェア率から考えると「十数倍」といったところでしょうか?
まあ,ビジネスレベルで考えると「どうしてもWindows」ということになるのでしょうが,パーソナルレベルで考えるとMacが魅力的ですよね。価格が問題ですけど…。
「利益率」は恐らく他の会社よりバカみたいに高いのでしょうから,最も割のいい商売をしているのがApple,といえるかもしれませんが…。
やはり廉価モデルは必要
しかし,iPhoneの普及率を考えると,Macのシェアの低さが際立つのも事実。
Appleデバイスの一番の魅力は,デバイス間の連携であるということについては,本サイトで繰り返して主張していることですので,是非ともiPhoneユーザーにこそMacを試していただきたい。
裾野を広げるためにも,やはり「廉価モデル」が必要ですよねえ〜。
最新のMacBookAirも,iPhone同様に値付けでつまずいてしまった機種になってしまったんじゃないでしょうか?
iPhoneの陰に隠れて情報はありませんが,きっと売れていないと思いますよ。
だって,もう少し頑張ってMacBookPro13インチを購入した方が,絶対幸せになれますから。
次期MacBookが安くなればいいんですけどね…。