中身が見える冷蔵庫!
例えば腕時計型端末のようなものが,数十年前の映画に出てくると,とてつもない「近未来感」を感じたものです。
しかしながら当時は,
「そんなもの,そう簡単に出てくるはずがないよ!」
と考えていたのも事実。
しかし,現在私の左手首にはApple Watchが鎮座しています。
現在は,「無理」と感じていた物事が現実へと変わっていく狭間なのかもしれません。
その最たるものが「自動車」ですね。
「自動運転」はもはや現実的なものとなりました。もしかすると「空飛ぶ自動車」も,あっという間に身近なものになるかもしれません。
そして…。
今回は,そんな「近未来感」を感じる冷蔵庫の情報を発見しました。「空飛ぶ自動車」ほどハードルは高くありませんが,これまでの冷蔵庫とのギャップは相当なものだと感じましたので,お伝えします。
「2回ノック」で中身が見える
なんと,「中身が見える」冷蔵庫。
LGが発表した,「LG SIGNATURE InstaView Door-in-Door」という機種です。
その最大の売りは,「中身が見える」ということ。
冷蔵庫は,ドアの開閉のたびに冷気が逃げ,電気代が嵩んでいく原因になることは誰しもが知っていること。でも,やっちゃいますよねえ。ドアを開けたままのもの探し…。
しまいには「ピーッ,ピーッ」と怒られたくらいにして…。
しかし,このLGの新機種は,上部冷蔵室の右側ドアがガラス素材でできており,なんと「ノックを2回」すると中身が透けて見えるようになるとのこと。
この部分に飲み物等の頻繁に出し入れを伴うものを入れておくことで,その在庫を確認することができますし,冷蔵室内部に関しても,右側に入れるものを工夫することで,ドアの開閉が飛躍的に減少しそうです。
また,この「ガラスドア」だけを開閉できるような仕組みになっいるということで,開閉の際の冷気の逃げも最小限に抑えることができそうです。
30年前だったら,これをやるのは日本メーカーだったろうに…
バブル時代だったら,このような斬新なことをやるのは日本のメーカーだったでしょうね。
家電の業界においても,やはり斬新なアイデアや機能を提案できる企業は,勢いがあるもの。現在はそれらの提案をするのが「韓国」「中国」の企業であることが非常に多くなっています。
日本製の製品は,品質の安定性・信頼性に関しては申し分ないのでしょうが,ドキドキが足りませんし,肝心の安定性・信頼性に関しても,以前ほどの「絶対性」はなくなってきているように感じます。
もはや日本家電メーカーの巻き返しの目はないのかなあ…と感じさせる,今回の「中身の見える冷蔵庫」のニュースでもあります。