「Apple Glass」が「AirPower」に続く開発中止…今回は賛成です!
「開発断念」
という言葉の響き…。
Appleの製品に関しては,3月の「AirPower」で耳にしましたね。
「AirPower」に関しては,非常に実用的なものであり,AirPods2などはAirPower前提で発売されていましたので,その開発断念に関しては「残念」以外の何ものでもありませんでした。
そして今回は…。
Appleが開発しているという噂が流れていた「AR/VRヘッドセット」の開発を断念という話題が来ています。
こちらに関しては,「賛成!」と積極的に手を上げたい気持ちです。
「実用の域」に達しなかったのでしょう…
「AR/VRヘッドセット」なるものは,すでに多数発売されています。
もはや存在そのものとしては,それほど珍しいものではなくなっているのが事実でしょう。
しかし,その用途としては,ゲーム等のエンタメ目的が殆どであり,この部分がAppleの考え方と合致しなかったのではないでしょうか?
実際,「GoogleGlass」は見事にこけましたし…。
どういうことかというと,Appleのデバイスの考え方として,「ゲームのみ」というような極端に用途を絞り込んだものがつくられることはないということ。
恐らくAppleとしては,「AppleGlass」と噂させていたこのデバイスに,
「Glassに地図情報を表示してナビ利用する…」
「Glassにメモ,リマインダー,カレンダー,音楽等の情報を表示させて活用する…」
などといった,日常生活での活用をメインとする姿を思い描いていたはずです。
ゲーム等での活用はあくまでも利用方法の1つとしてしか考えていなかったことでしょう。
また,利用方法としては,恐らくiPhoneを母艦としたBluetooth接続。
通信はiPhoneに任せ,具体的な表示機能に特化したデバイスだったのではないかと考えます。
恐らくはも,研究の段階で,これらの一部の機能に問題が生じたか,スムーズに利用すること自体に困難さを抱えたということが考えられますね。
つまりは,Appleの考える「実用の域」に達しなかったということでしょう。
無理をする必要は全くない!
そもそも「ARGlass」という代物は,広く一般的に利用されるデバイスではありません。
方法も用途も,非常に限定的なデバイスであることは明らかです。
だとすれば…。
無理する必要は全くないわけです。
GalaxyFoldが大コケして,「Samsung」というブランドを大きく傷つけてしまったように,新機軸の製品の投入には,大きなリスクも伴います。
だとすれば,今回のAppleのように,
「実用的なレベルに達しないものを無理して発表する必要は無い」
と判断することは,実に真っ当であると考えます。
ましてや今回の「AR/VRヘッドセット」は,「折りたたみスマホ」よりも遙かにニッチな製品である訳ですから,その正当性は格段に増すといえましょう。
以前は「2020年中には発売」といわれていましたし,その開発自体はかなり進んでいたと予想される「AppleGlass」。
少なくても現状では「活躍の余地なし」と結論づけられたということでしょう。