Anchorに最後の望みを託して…
Anchorが新発売した,2機対応のQi充電Pad「Anker PowerWave 10 Dual Pad」が到着しました。
以前からQi充電時の「発熱」に大いなる疑問を感じていましたが,発熱とバッテリーとの関係の記事を見たこともあり,思い切って「3台目」の複数充電Padに挑戦することにした…ということは先日お伝えしました。
これまでの2機種に関する心配事は以下の通り。
②満充電になった後でも充電器の熱が下がらず,結果端末も熱を帯び続けている。
③iPhone以上に,AirPodsなどの小型のデバイスでの発熱量が大きい。
④左右のコイル同士が熱を与え合い,2台同時充電時は発熱量が大きくなる。
どうやら,Qi充電機内のコイルが「犯人」らしいということは分かります。
「充電が終わったら通電をストップして欲しい!」
「左右のPad,コイル同士での熱伝導を軽減して欲しい」
という,この2点さえ解決できれば全てはうまくいくのに…という「解決方法」も分かります。
問題は,技術的に解決できる問題なのか…ということですね。
というわけで今回の「Anker PowerWave 10 Dual Pad」です。
「Anchor」は,充電器やモバイルバッテリー等で非常に評価の高いメーカーですので,
「これでダメだったら,現状のQi充電はそれまで…」
という,最終判断にしたいと考えています。
さて,今回は開封編。
パッケージングや筐体の印象から考えたことを書かせていただきます。
大きい筐体,離れた左右のPad…これは期待できるかも!
まずはパッケージングから。
ANKERは,青と白の非常にシンプルなパッケージングが以前から親しまれているメーカーです。
シンプルでありながらも,安くさいわけではありません。
Appleにも通じる,個人的に非常に好感のもてる梱包です。
ちょっと上の画像では分かりづらいのですが,本商品,箱の表面にANKER製品のイラストが凹凸で描き混まれており,大変興味深いデザインとなっています。
非常にポイントが高いですね〜。
シンプルな中にもおしゃれ心を忘れないあたり,メーカーの姿勢として好印象です。
開封すると,取説等の他は,Qi充電器本体と,クイックチャージ対応の充電器と一体化したケーブルの2点のみという構成。
この手のクイックチャージ対応のQi充電器の場合,対応のACアダプタは別売りということが多いのですが,本製品であればそれが不要となります。
これで満足のいく充電ができるのであれば,非常にコスパが高いということになりますね。
ところで…。
この「Anker PowerWave 10 Dual Pad」,筐体は非常に大きいです。
これまでに使用してきたものと比べてみるとこんな感じ…。
ねっ,結構違うでしょ?
しかし,これを見ただけでANKERの意図を感じてしまいました。
Amazonの販売ページにあったこの画像の意味です。
これ,充電時の左右のコイルの熱を互いに伝え合わないように,あえて左右を離したレイアウトになっいるのではないか…?
だって,真ん中の「ANKER」のロゴが入っているあたりは,AppleWatchが置けるほどの間隔が空いているのです。
明らかに,これは意図的に開けられた隙間だと考えます。
と同時に,あえて大きくしたその筐体。
「熱を籠もらせず,外部に廃熱するため」とは考えすぎでしょうか?
コンパクト化が常識のこの手のデバイスで,もしこれが意図的に行われているとすれば,もう期待しかありません。
次回は,実際に試してみた様子をレビューしていきます。
さて,ある程度満足できる出来になっているのか…。
それともQi充電の限界が見えるのか?
★Amazon★