やはり「iPhoneSE Plus」は存在する?
iPhone9(SE2)の生産が2月中に開始されるという説が強まり,なんだかざわざわしてきましたね。
今年3月に登場するのは,恐らく「iPhone8」と同じ筐体を使用したモデルで,ベゼルレスモデルは存在しないと個人的には考えています。
しかし,以前には,「iPhoneSE2 Plus」なる,大画面モデルが噂になったことがありました。
そんな中,早くも「2021年」のミドルレンジiPhoneに関する情報が届いています。
以前の噂通りに,「iPhoneSE Plus」が存在し,電源ボタン一体式Touch IDを搭載する?
上記の「iPhoneSE2 Plus」情報がベースとなっている情報なのですが,果たしてその真偽やいかに…?
大義名分なきTouch IDの移動
この情報,いつものミンチー・クオ氏のメモが元になっているようですが,まずもって2020年,今年の「iPhone9(SE2)」に関しては,「iPhone8ベース」のTouch ID搭載ということで変わりありません。
問題は,以前の記事にもあった「iPhoneSE2 Plus」の存在,また,その「iPhoneSE2 Plus」には電源ボタン一体式Touch IDが搭載させるという説を再度重ねてきたことです。
クオ氏ほどの情報通が,同様の情報を重ねた…ということは,現実のものになる可能性が否定できなくなってきましたね。
これまで,Android勢が「電源ボタン一体式Touch ID」のシステムを多用する中にあって,iPhoneは頑なにそれを拒んできました。
それをここでやっちゃいますかね? 個人的には大きな違和感を感じるのですが…。
また,iPhoneX以降,画面をタップすることでスループ解除することができるようになっている中,わざわざ電源ボタンを強要するようなシステムに改めるものでしょうか?
それとも,「ベゼルレス化」されるとはいえ,Face IDは搭載させず,
「あくまでもミドルクラスiPhoneはTouch IDオンリー」
というスタイルで行くということなのでしょうか?
だとすれば,
「Touch IDの電源ボタンへの移動は,「ベゼルレス」を実現するために,単純に邪魔者を排除するために場所を移動しただけであって,機能性やユーザビリティーによってもたらされたものではない」
ということになります。
これは残念な考え方ですね。
「画面のベゼルレス化」と「生体認証システム」とは,互いに融合し遭うことでここまで進化してきました。その互いの「リンク」をはずし,目先の見栄えだけを気にした変更のように写ります。
「フラッグシップ」と「ミドルレンジ」とは別の進化を辿る?
もしこの情報が確かならば,今後,フラッグシップとミドルレンジ機は,全く別々の進化を辿っていくことが明確になると考えます。
フラッグシップは,Face ID,Touch ID内蔵ディスプレー(Face IDを廃止するという情報もあるため,大いに気になるところ)…。
ミドルレンジ機はTouch ID。しかし,画面サイズは広げたいために,電源ボタン一体式へと変更。
Android機は,廉価な筐体であってもFace IDを搭載したモデルが存在します。iPhoneX以降の旧型ノッチを搭載であれば,その技術を下位機種に生かすこともできると思うのですが…。
唯一整合性がとれるとすれば,
「今後のiPhoneではFace IDが廃止される」
場合でしょうか?
ミドルレンジ機ではコスト的に電源ボタン一体式Touch IDは搭載できない。しかし,iPhoneシリーズとして,Face IDは廃止する方向なので,ベゼルレスとTouch IDとを安価に両立させた,電源ボタン一体式Touch IDで行く…。
う〜ん,何だかすっきりしないなあ。
今更「電源ボタン一体式Touch ID」って,あり得るものでしょうか?