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新型MacBook Pro13インチの動画書き出し時間は,アプリによって効果が異なる…〜純正Final Cut Proの効率が悪いのはどういうこと?〜

素直に喜べない新型Pro13インチの性能アップ…

 先日,YouTubeの「Appleが大好きなんだよ」さんの,
「新型13インチの方が,動画書き出しが大幅に遅くなる?」
という動画について紹介させていただきました。

 Intelの第10世代CPU「Ice Lake」,しかもCorei7の上位CPUを選んだ「Appleが大好きなんだよ」さんだけに,Corei5搭載の2019年モデルに動画書き出しで敗北を喫したのでは納得がいかなかったのでしょう。

 各種アプリにおける様々な動作状況をチェックした再検証動画をアップされています。

 なかなかに微妙な結果になったようですが…。

 

「Premiere Pro」は爆速↑,「Final Cut Pro」では…↓

 まずはその再検証動画がこちら。

 結果として,以下の2点の興味深い事実が判明したようです。

①「Premiere Pro」は高速に,「Final Cut Pro」は期待薄…

 一つ目は,動画編集アプリとして並び立つ,「Premiere Pro」と「Final Cut Pro」で,高性能化の恩恵の出方が異なったということ。

 「Premiere Pro」は,Ice Lakeの高性能化がそのまま反映されましたが,「Final Cut Pro」では思うような性能が発揮できなかったというのです。

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 上のグラフを見ても,まあ見事に「Final Cut Pro」では残念な結果になっていますね。
 これ,なんでサードパーティーであるAdobeのアプリでは十分な性能が発揮できているのに,Apple純正のアプリで大きくスコアを落とすような結果になってるのでしょう?

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 Appleが,OS,アプリ,デバイスの全てを統括するというポリシーで動く企業であれば,どう考えても純正のアプリの動作を最優先させるべきです。Appleのソフトウエア面の弱さは度々話題に上りますが,今回は非常に残念な結果になってしまっています。

②高負荷時には「Final Cut Pro」も善戦

 しかし,テロップを豊富に入れたりした比較的長い動画の編集では,新型13インチPro上の「Final Cut Pro」が力を発揮したとのこと…。

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 たしかに,軽めの5分間動画と結果が大きく異なってるのが分かります。

 何なんでしょうね?
 ある程度の負荷がかかった時点でCPU側が「本気を出す」仕様になっている?

 それにしても「Premiere Pro」は最初から性能を発揮しているわけで…。

 これはもう明らかにアプリ側のチューニングの問題としか考えられません。Appleは,早急に「Final Cut Pro」のアップデートをする必要があるのではないでしょうか?

 以前の15インチProのクロック周波数問題といい,どうもAppleは詰めが甘いときがあります。高性能を謳ったモデルを展開してるわけですから,このあたりのチューニングはしっかりと煮詰めた上でリリースしてもらいたいものです。



 

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