DaVinci Resolve18正式版がついに登場
4月中旬に「18.0beta」が公開されていたDaVinci Resolve。
日本時間で7/21、ついに正式版としてリリースされたようです。
私はMac Studio導入後、Final Cut Pro Xの性能を生かし切れない状態に我慢できず、DaVinci Resolve17の無償版を導入したことからDaVinci Resolveとの付き合いが始まりました。
Final Cut Pro Xでは、どうしてもGPUを上手に活用できておらず、書き出し等の作業で不満が残ったのですが、「17」の時点でDaVinci ResolveはGPUがほぼフル稼働し、実際の作業時間も大幅に短縮されていました。
また、「17.4.6」にバージョンアップされた際には4K書き出しが爆速化するなど、バージョンアップによってM1 Ultraに対応してくるなどの細やかさを持ち合わせているのがDaVinci Resolve。
本来であれば純正のFinal Cut Pro Xが行うべきことなのですが、アプリと指定の信頼性も、実際の性能もDaVinci Resolveが上と判断し、無償版から製品版にグレードアップした次第です。
8K動画が爆速だったのも製品版導入の大きな要素となりました。
「18」正式発表を受け、早速YouTube上に紹介動画がアップされておりましたのでご紹介します。
着実に進化する機能、重い作業でApple Siliconが生きる動作
まずは新機能を紹介しているのが「オモカゲ」さん。
この方、多機能で有名なDaVinci Resolveを使いこなしている強者なのですが、新機能を実に分かりやすく解説してくださっています。
DaVinci Resolveの1%ほどの機能しか使っていない私にとっては難しい話ではあるのですが、DaVinci Resolveの実力を知る上でもこのような知識は重要だと感じさせられました。DaVinci Resolve、懐が深いですよね。深すぎるほどの機能…というか。
Final Cut Pro XやPremiere Proほどの解説本、解説動画等がまだ出揃っていないアプリであるだけに、自分に必要な機能の操作方法を効率よく手にしていくことは非常に重要だと考えています。
これからもこの手の情報を集めていきたいと思います。
次に「17」と「18」の性能を比較している「さっさん」。
さっさんの検証は「beta版」でのものとなっていますが、「18」の意味合いを考える上で貴重な検証となっております。
M1チップにも迅速に対応してきたDaVinci Resolve。前述したとおり、その速さはFinal Cut Pro Xを超えています。これもDaVinci Resolveを高く評価せざるを得ない重要なポイントです。
今回の「18」でも、M1 Ultraへの最適化を謳っています。Mac Studioユーザーの私にとって、これは非常にありがたい!
「18.0beta」で、それまでの無償版ではできなかった8K動画の書き出しを行った際、Final Cut Pro Xでは50分近くかかっていた同じデータを「6分08秒」で書き出せたのには驚きました。
今回のさっさんの検証では、
「無編集に近い動画の書き出しスピードは変わらなかったが、エフェクトをたくさん入れた移動がでは12分→7分に短縮」
という結果になっていますね。
つまり、より高負荷の作業においてその真価を発揮できるような変容を遂げている…ということなのかもしれません。
これが正式版ではどうなっているのかというところも楽しみですね。
AppleもFinal Cut Pro Xの細やかな対応を怠ると、どんどんDaVinci Resolveにユーザーを奪われることになるかもしれません。
何せ無償で90%の機能が使えるわけで、それでいて性能、対応がいいとなれば…。
macOS Ventura登場に合わせ、Final Cut Pro Xのチップ最適化をお願いしたいところです。