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Apple WatchへのMicroLED搭載は,2023〜24年へと遅れる?〜量産化に苦しんでいるようですね〜

MicroLEDのデビューは早くて2023年?

 次世代液晶である「MiniLED」搭載のiPadに関しては,当初の「2020年末」という時期が繰り下がって,「2021年春」のデビューとする説が有力となってからしばらく経過します。これを契機に,14・16インチのMacBookProへのMiniLED搭載もあるのか…等,興味は尽きません。

 対して,有機ELの次世代モデルである「MicroLED」に関しては,かなりトーンダウンした話題しか聞こえてきません。
 それこそ,昨年あたりの情報では,
「2020年発売のApple Watch6に,MicroLEDが搭載される」
という説が有力だったように記憶しています。
 この考え方の裏には,当然「2021年にiPhoneに搭載」という繋がりがあった訳ですが,当然こちらも現状では絶望的なようです。 

 そんな中,ようやくMiniLEDに関する具体的な日程に関する情報が出てきました。
 MiniLED搭載のApple Watchは,2023〜24年まで登場しない?

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問題は「歩留まり」と「コスト」

 記事によると,

LEDチップメーカーであるEpistarの会長,リー・ビーン・ジェ(Lee Biing-jye)氏によれば,「マイクロLEDディスプレイの採用は3年〜4年後にスマートウォッチ市場から始まるだろう」と述べた

とのことです。

 量産化に向けたスケジュール遅れは知っていましたが,それが3〜4年にまで広がっている…ということには驚きを感じました。心の中では,「今年はダメでも来年には…」という思いがあったからです。
 また,同氏は,MicroLEDの課題として「歩留まり」と「コスト」を上げています。これ,現在の有機ELにおいても言われていたことですので,やはり有機EL系のディスプレイ共通の問題点を抱えているということなのでしょう。

 更に,この記事には,MicroLED生産に関わるサプライチェーンの紹介もされています。

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 「300 x 300ピクセルのスマートウォッチ用マイクロLEDディスプレイには約30万個の超小型LEDチップが搭載される」という記述がありますが,1枚のパネルを作成するのに,大きく分けても4つの部門があり,それぞれの中で有力企業がひしめき合っているということが分かりますね。
 今後登場する「MiniLED」「MicroLED」に関しては,旧来のディスプレイに帯する優位性や,市場にどの程度受け入れられる余地があるかという浸透性を含め,「どの程度の将来性があるか」という点について,製造する企業だけではなく,ユーザーとしても気を配っていかなくてはならないないようだと考えます。

 それにしても…。
 ディスプレイって,製造するのが難しい分野なんですね…。

 

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