Apple「M1」チップ登場!
ついに…。
待望の…。
これまで「Apple Silicon」と呼ばれていた「M1チップ」を搭載したMacが登場しました。
しかも3種類!
Appleは,今後数年をかけてIntelMacを「M1 Mac」へとモデルチェンジしていく予定です。
もちろん,今後の「Mac新時代」を形作っていく「M1チップ」ですので,大きな期待を寄せているわけですが,今回登した「M1 Mac」を見ていくと,不安があることも事実。
今日と明日で,その「不安」を書いていこうかと思います。
まずは高性能な「M1」を歓迎したい!
今回登場した「M1 Mac」についてはこちらをご参考に。
Appleとしては,「M1チップ」の高性能ぶり,省電力ぶりを訴えておりますし,それはこれまでのA14Bionicのベンチマークスコア等からも十分に予測できることでした。
しかし,この「〇倍」という表記は,あくまでもこれまでの外部GPUをもたないIntelチップと比較してのことであって,今回登場した「MacBook Pro13インチ以下」のスペックでの話。この性能面での話は次回に持ち越したいと思います。
しかし,エントリークラスのMacを狙っているユーザーにとっては,性能が上がり,バッテリーもちがよくなり…ということで,願ったり叶ったりの展開ではあるわけです。
しかしこちらも,「アプリの互換性…」という問題があるわけで…。こちらも次回に回しますが…。
何を言いたいかというと,「M1チップ」単体での性能はたいしたものであるが,ひとつのPCたる「Mac全体」で見ると,まだまだ不完全である…ということです。
やはりMacはビジネス用途に使うことも多いでしょうから,「当初は見送り…」という層が大半では無いかと予想します。
今回の「M1」は,あくまでも「第一歩」に過ぎない…ということでしょう。
1種類の「M1」
今回以外だったのは,「Air」と「13Pro」のチップが「M1」で共通だったことです。
さすがに「Pro」を冠しているからには,Proのチップが高性能なのでは…と考えていただけに,少々驚きました。
つまり,
「もし噂通りにAirとProの2機種を発表するのであれば(実際はminiも含まれていましたが…),2種類のApple Siliconを使い分けるのではないか?」
と考えていたということです。
「Air」と「13Pro」のチップは全く同一で,異なるのが「冷却ファンの有無」だけ…。
もちろん「冷やせば無理が効く」という理屈で言えば,13Proの方がパワーがあるとも言えるもしれませんが,さすがにそれはきつい言い訳でしょう。
正直,
「Airと13Proの区別はなくても良かったのでは…?」
とも思えます。基本的な性能は一緒なわけですので…。
さあ,これで,Appleの次の戦略が見えてきました。
iMac27インチ後継機,MacBook Pro16インチ後継機には,今回発表の「M1」よりも高性能な「MシリーズApple Silicon」が搭載されるのでしょう。
名称は「M1X」とか?
また,ここでの分かれ道は,「Apple純正のGPUが間に合うのか?」という点。
特にデスクトップMacには必須ですよね。純正GPU。
更に言うのであれば,それより先にあるiMac Pro,Mac Proという,超高性能Macに向けたMチップとGPU。
これ,本当に間に合うの?
無理なような気がするんですか…。