iPhone12 miniが生産停止へ?
嫌な予感は当たってしまうのか?
iPhone12シリーズの売上が好調な中,前評判の高かった「iPhone12 mini」だけが不調だ…ということについて,以前話題にしました。
日米のiPhone12シリーズ発売前のアンケートでは相当に注目が高く,手の小さい日本人,特に女性にとっては相当魅力的な機種であると,私自身は考えてきました。
「携帯電話」として考えるに,やはりコンパクトなサイズを求める層は一定数存在するでしょうし,そもそもiPhoneの理念として,「コンパクトさ」は重要なファクターであったはずです。
しかし…。実際は相当売れていないようで…。
ついにAppleは「iPhone12 miniの生産停止」という苦渋の決断を下すかもしれない…という記事が来ています。
「コンパクト」はSEに託す?
記事によると,
JP MorganのサプライチェーンアナリストであるWilliam Yang氏の調査予測によると,2021年上半期の「iPhone 12」シリーズの生産台数予測で「iPhone 12 mini」の需要が低いことを考慮すると,サプライチェーンが2021年第2四半期までに「iPhone 12 mini」の生産を停止する可能性があると指摘している
とのことです。
前掲した「1/17」付の本ブログの記事内で,私は,
「Appleがminiのディスコンという判断を下すのが怖い…」
と書きました。
ここでは,
「さすがに2021年発売のiPhone13(12S)では残すだろうが,2022年が怖い」
としましたが,今回の記事の予測ではそれを超えて「2021年の第2四半期までに生産停止」とする,衝撃的な見解を記しています。
もちろん,「生産中止」が「ラインナップからの排除」と同意ではなく,あくまでも生産調整だ…と見ることもできるでしょうが,これまでのAppleのやり方を考えると,「生産停止=モデル消失」となる可能性が非常に高いのではないでしょうか?
もしminiがディスコンになるとすれば,これも先の記事で書いたように,
「コンパクトさが重要ならiPhoneSEを買ってね!」
という流れになります。
折しも,miniとほぼ同サイズのベゼルレス「iPhoneSE3」が,2022年に発売されるという情報も見られます。
もちろん今後登場するiPhone13からのSoCチップ,カメラ等のスペックダウンはあるでしょうが,それを割り引いても,十分な性能,OLEDの搭載等,コンパクトiPhoneが欲しいユーザーには十分アピールできるモデルになりそう。
また,Face ID非搭載のようですが,電源ボタンTouch IDがひけをとるかといえば,利便性からするとTouch IDをとる…という考え方もあるでしょう。
本来であれば,「フラッグシップコンパクトiPhone」という概念が,Appleには似合うような気がします。今でもその考えは変わりません。
しかし,世のユーザーの答えはどうやら違うようで…。
でもまあ,コンパクトで高性能なiPhoneが,iPhone12 miniよりも安価で手に入るのであれば,それはそれで幸せなことかもしれませんね。
気になるiPhone13のラインナップ
さて,仮にこのままiPhone12 miniがディスコンの対象になるとして…。
今回紹介した記事では,2021年後半(恐らくは9月)に4機種の新型iPhoneの発表を予定しているとのこと。
これまでは「mini」「無印」「Pro」「Pro Max」という構成だったのですが,「mini」の部分をどのように埋めてくるのでしょうか?
iPhone11シリーズでは,「液晶」と「OLED」というディスプレイの区別する3機種構成でした。iPhone13では,ディスプレイはOLEDに統一され,「高リフレッシュレートディスプレイ」「ディスプレイ下埋込み型Touch ID」という区別でのProと無印の分別になるはず。
もし「5.4インチ」というディスプレイサイズがなくなるとしたら,「もう1機種」の姿が読めませんね。
あくまでも「生産停止」は,12miniだけであり,「13(12S)mini」は存在するのか?
それとも,「4機種構成」を諦め,従来の「3機種構成」に戻すのか?
はたまた「もう1機種」となり得る「隠し球」を用意しているのか?
マイナーチェンジと言われている時期iPhoneも,大きな火種を抱えているようです。