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Denon「AH-D9200」+ TEAC「UD-505」で感動は得られるか?【Part5】〜最後の切り札 ケーブル編〜

最後の切り札「ケーブル交換」で不満を解消

 Denon「AH-D9200」+ TEAC「UD-505」で感動は得られるか…というテーマで,初の据え置き型USB DACを介したヘッドホンの音に挑戦しております。

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 ここまで,「到着編」「取って出しの音質編」「30時間での音質変化編」「イコライザー編」と書かせていただきました。    

 前回までのエージングとイコライザー設定によって,「AH-D9200」の弱点である中音域のせり出しに成功し,ボーカルを心地よく聴くことができるようになってきました。

 しかし,どうしても音が団子になって聞こえたり,奥行きがない音傾向ゆえ立体感がなかったりと行った,本質的な欠点は補えていませんでした。
 まあ,これが「AH-D9200」の音の特徴であるのでしょうが,ボーカルを伴う曲を中心に聴く者にとっては,大きな問題となってしまいます。

 更に状況を悪化させているのが,
「さらっとした平面的でシルキーな音を鳴らすのに,異様なほどに音の情報量が多い」
という本機の特徴です。

 これで,余計な音をさらっと間引いてくれればいいのですが,本当に普通のヘッドホン・イヤホンでは聴き取れないような音も表現できるため,「平面的なのに詰まっている情報が多い」という違和感を生んでしまうのです。
 しかも,奥行き感の表現が苦手なため,だだでさえ分離感が薄いということが,「音の団子感」を増幅させてしまう傾向があります。

 こればかりは,イコライザーによる操作ではどうにもなりません。

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 ということで,ここはケーブルの交換しかない…という結論に至りました。
 イヤホンのリケーブルは非常に効果が大きく,バランス化,銀線のケーブルへの交換等で,音の解像感・分離間が向上することは何度も経験しております。

 今回は,ヘッドホンケーブルと,MacとUD505とを繋ぐUSBケーブルにも手を染めてしまいました。

 

バランスケーブルは「分離」,USBケーブルは奥行き感を増幅!

①MUC-B20SB1

 まずは「AH-D9200」のヘッドホンケーブルを,純正のものから,SONYの「MUC-B20SB1」へと交換しました。
 こちらは,もともと「MDR-Z1R」等の純正ヘッドホン用のケーブルですが,「AH-D9200」でも使用できます。「バランス接続」ということで,標準ケーブル以上の解像や分離を期待しての導入となります。

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 実際の音は…。
 純正のケーブルも非常に評判のいいもののようですが,「MUC-B20SB1」の方が明らかに音が細かく繊細になり,団子になっていた音の分離が大きく向上したことが分かります。
 レビューなどを見ると,「ボーカル帯の中音域が引っ込む」という記述もあったのですが,私の耳ではそのような影響は全く感じられませんでした。

 解像感,分離感が向上したことで,随分と見晴らしが良くなった印象です。価格も価格ですので,コスパの面では一考を要しますが,これしか手がない…という状況では納得できる範囲かと…。

 しっかりとバランス化の効果を感じ取ることができました。

②AIMELE AIM SHIELDIOシリーズ オーディオUSBケーブル「UA3-R015」

 次の一手は,MacとUD505とを繋ぐUSBケーブルです。
 非常に高価なものでしたが,Amazonのレビューがすこぶる良好な「UA3-R015」を購入しました。

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 このケーブルで感じたのは,「奥行き感」の深まりです。
 「AH-D9200」の音場は,横の広がりは申し分ないですが,とにかく「奥行き感」が全く足りません。音そのものの深さも足りませんし(平面的な広がりの美しさは特筆ものなのですが…),パンチの効く音とではないことによる立体感のなさは致命的な部分です。

 ケーブルを「UA3-R015」に換えると…。
 僅かですが,これまでぺらっとして聞こえていたボーカル帯に奥行き感が生まれ,立体的な声響きを感じ取ることができました。

 Amazonのレビューでは,その効果が「劇的」なものとして書かれているものが多く,私も期待が大きかったのですが,正直,それほど大きく変わるものではありませんでした。
 しかし,明らかに変化は聴き取ることができます。こちらはコスパで言えばかなり厳しいことになりますが,それでも,この僅かな音の向上に金がかかるのがオーディオの世界なんですよね…。
 特にこだわらないのであれば,私が当初購入したエレコムの「DH-AB20」をお薦めします。2,000円未満でしっかりと幸せになれます。

 

2本のケーブルで見えてくる「AH-D9200」の可能性と限界

 さて,エージング,イコライザー設定,ヘッドホンケーブル,USBケーブルという行程を経て,ようやく好みの音に近づいてきました。

 問題は,このカスタマイズした「AH-D9200」が,「感動」を得られるだけの音であり,今後も長く付き合っていけるスタンダートとなり得るか…ということです。

 エージング効果はこの後も見込まれるかもしれませんが,極端に音質傾向が変わるとは思えませんので,ここで一応の「音質最終評価」を下さなくてはなりません。
 次回「音質最終評価編」をお楽しみに!