Apple,2021年度第2四半期(2021年1月〜3月)の業績を発表!
Appleが,2021年度第2四半期(2021年1月〜3月)の業績を発表しました。
予想はしていましたが,とんでもない売上を記録しています。
コロナ禍におけるPC特需が大きく影響したのでしょう。第2四半期としての記録を更新しました。この勢い,どこまで続く?
iPhone,iPad,Mac… 売れまくり!
記事によると,
総売上高は前年同期比54%の大幅増となる約9兆7,288億円。5Gに対応したiPhone12シリーズのほか,Mac,iPadも売上高を大幅に伸ばし,第2四半期としての記録を更新した
ということです。
前年同期の総売上高が「約6兆3,328億円」ということですから,「54%増加」ということになります。まあ,常識では考えられませんので,全世界的なコロナ禍による「PC特需」が大きな要因を占めると思われます。
それを証明するかのように,iPhone,iPad,Macといった高価格帯のデバイスの売上げが異様に高まっており,それぞれ「66%」「79%」「70%」の伸びとなっています。
個人的には,iPadの健闘ぶりが光ると考えます。一時期は売上の低迷が指摘されていたiPadですが,ここに来てMacに迫ろうかというほどの売上を見せていますね。
iPhone,Macに関しては,新製品である「iPhone12シリーズ」「M1 Mac」が登場したことによる売上増も貢献しているかと思われますが,iPadに関しては9月登場の無印,10月登場のAirと,王道ではありますが売上の起爆剤となるような機種もなかったかと思う中での「79%増」。教育関係,店舗関係等でのコロナ対策による需要が大きかったのかもしれません。
反面,これまで絶好調だったウエラブル関連は,「25%増」と微妙な結果に。
AppleがAirPods Proの減産に踏み切る…という情報もありましたので,新製品が登場するまでは,これまでのような売上は期待できないのかもしれません。
iPhone12 miniとM1 Macと…
これ程の「絶好調」が伝えられる中,唯一の心配点は「iPhone12 mini」です。
この記事によると,CookCEOが売上発表の場で「売上げ好調なiPhoneシリーズは?」と質問されたのに対し,
最も人気のあるモデルはiPhone12であり,iPhone12 ProとiPhone12 Pro Maxも,ともに好調だ
と答えたというのです。
つまり,暗に「mini」の不調ぶりをほのめかした…ということのようですね。
miniの減産,iPhone14シリーズでのディスコンが噂される中,やはり「mini」は13シリーズまで…という予感がします。
また,今回好調ぶりをアピールしたMacに関して。
今後,続々とIntel MacがAppleSilicon Macへと気に変わっていくわけですが,今回の好調ぶりとM1 Mac登場との関連性は未だはっきりしていないのが現状です。
単なるPC特需によるMac急伸なのか,その急伸ぶりに「M1 Macの登場」が影響しているのか,また,影響しているとすればどの程度関わっているのか…。
アプリの対応,機能の制限等の影響がクリアになっているとは言えず,「AppleSilicon Macをメイン機種に…」と踏み切れないユーザーが多いのではないでしょうか?
いつになったら安心して舵を切れるのか?
今後,Macのメイン機種が登場を予定する中で,Appleの迅速な対応が求められる2021年の後半だと考えます。