パンチホールiPhoneは実現するか?
現行のiPhoneSE2がデビューする以前に,「iPhoneSE Plus」なる画面拡大廉価版iPhoneが噂となり,それ以降,iPhoneSEシリーズが2系統に分かれるかどうか…ということが話題になっていた時期がありました。
今年の春に登場するという情報もあった「Plus」ですが,華麗にスルー。
期待されていた現行iPhoneSE2の改訂もないままで,やはりiPhoneSEはフラッグシップ機とは異なり,ロングサイクルのモデルとなりそうです。
iPhoneSEが昨年の4月に誕生した際には,
「4月に廉価版,9月にフラッグシップという,年2回のモデルチェンジ期が毎年あれば,Appleの売上向上も期待できるのでは…」
ということを考えたりもしましたが,Appleもそこまでする気は無かったようです。
そして,以前に,「iPhoneSE3 = iPhoneSE Plus説」を唱えました。
当時,iPhoneSE3は「2022年」に登場する…という情報が流れており,
〇2021年3月にPlusが出て,その翌年にノーマルSEだけモデルチェンジすることはないのでは?
〇SE3がパンチ(ピン)ホール+電源ボタンTouch ID,PlusがFace IDと,同一モデル内でスリープ解除方法が異なることはないのでは?
という考えから,
「それまで噂になっていた"Plus"は出ず,iPhoneSE3そのものが"Plus"と噂されいていたモデルの正体なのでは」
と考えたわけです。
そしてこの度,再度「パンチホール + 電源ボタンTouch ID」搭載のiPhoneSE3の話題が登場しています。加えて,今度は「Plus」の情報は無し…。
いよいよ道筋が見えてきたような感じがします。
消滅する「mini」の受け皿となるのでは?
記事によると,
パンチホールカメラとTouch IDを組み合わせることで「すべてがスクリーン」状態を実現させた次期iPhone SEのコンセプトデザインが,Apple Labによって公開された
ということです。
インカメのみをパンチホールとしてディスプレイ内に残し,Touch IDは電源ボタンに移動…いうことのようですね。
そして,今回は「Plus」の情報は全くありません。
今年の春に「Plus」の発表がなかったこと,そして,パンチホールiPhoneSEの情報は根強く残っていることを考えると,やはり「iPhoneSE3 = iPhoneSE Plus説」も十分にあり得る情勢になってきたようにも思います。
そして,今回の記事では,iPhoneSE3の登場時期を「2023年」としています。個人的には,「ちょっと期間を取り過ぎでは…」とも考えますが,そうなると結びつけて考えたいことがもうひとつあります。
それは,
「2021年モデルで"mini"が消滅する」
という噂です。
鳴り物入りで仲間入りした「iPhone12 mini」ですが,売上が芳しくなく,減産も報じられました。また,何とか2021年のiPhone13シリーズでは残るものの,これを最後にディスコンになる…とする説が有力です。
とすれば,「コンパクトなサイズ」を求めるユーザー向けにベゼルレスのデザインを保証した,「パンチホール + 電源ボタンTouch ID」搭載iPhoneSE3が登場しても違和感がありません。
2022年の秋にディスコンされ,2023年の春にSE3となって蘇る…
ありなんじゃないでしょうか?
画面サイズは現行iPhone12 mini程度?
画面サイズとすれば,正に現行「mini」の5.4インチがジャストフィットするのでは?
iPhone12 miniのコンセプトを残しつつ,Face IDを搭載しない廉価版を目指す…。
画面サイズも1つに絞って,コストを下げる…。
ディスプレイも上位機種との差別化を図る(液晶?)
これらの様々な方策を講じ,性能面では最高ではないものの,「携帯性」という何事にも代えがたい価値を死守する…。
ジョブズが愛したコンパクトなiPhoneという歴史は,今後も守っていって欲しいと思います。