本当は発表の予定があった?
いや〜,残念でした。
あれだけ「出る」「出る」と言われ続けていたMacBookPro14/16インチが,まさかのスリー!
直前にハードの発表がないことを予想したリークがあるまでは「ほぼ当確」という情報が支配的でしたので,今回の「まさか」は結構なインパクトがありました。
そんな中…。
本当はMacBookPro14/16インチが発表される予定だったのでは…という予想もあがっています。
MiniLEDの供給不足で発売延期?
記事によると,
基調講演をライブ配信したYouTube動画には,「m1x MacBook Pro」および「m1x」のタグが付いていることが判明したことから,Appleは,WWDC 2021の基調講演でM1Xチップを搭載したMacBook Proの発表を計画していた可能性がある
ということです。
そのタグがこちら。
たしかに,しっかりと「MacBook Pro」「m1x」の文字が読み取れます。
もしこれが真実だとすれば,Appleは割と直前まで「M1X搭載 MacBook Pro14/16インチ」の発表を考えていた可能性が高いですね。
また,こちらの記事では,MacBookPro14/16インチの発表延期の原因は,MiniLEDのパーツ不足が原因だとしています。
MiniLED部品の供給不足は,新型iPad Pro12.9インチの登場前から言及されていましたが,「増産体制が整った」という情報も存在していましたので,本当のところはどんな具合なんでしょうかね?
この記事内では,
DigiTimesによれば,Appleは当初2021年第2四半期(4月〜6月)に新型MacBook Proを生産開始する予定だったが,ミニLEDディスプレイ部品の不足により,2021年第3四半期(7月〜9月)に生産開始時期がずれ込む
としています。
ということは,9月のiPhone13発表イベント付近で前後して発表し,10月以降に発表?
それとも,MiniLEDの供給不足がそれほど深刻ではなく,iPhone発表前に発売まで済ませてしまう?
しかし,現在が6月の中旬であることを考えると,9月までの期間は決して長いのではありません。それ以前に発表・発売までこぎ着けるのは,難しいようも思えます。
今回のiPad Proのように,発表と発売までの期間を結構長めにとることで,生産の遅れを調整できるのではあれば,恐らくAppleは無理をしてでもWWDC21での発表を強行したようにも思えます。
それができない…ということは,Appleの余裕がなくなっているという見方もできるわけで,「iPhone13の初期の盛り上がりが一段落し,Apple側に余裕か出始める10月ころの発売」というのは,理に適っているようにも思えます。
ハイパフォーマンスMacの登場にズレは発生するのか?
そうなると目が離せなくなるのが,27インチ後継iMacやその後のMac Proの登場時期。MacBookPro14/16インチの登場が秋口以降にスライドするのであれば,それ以降に続くハイパフォーマンスMacの登場時期に影響を与える可能性も案じられます。
今回のMiniLEDの件だけではなく,M1Macおけるアプリのネイティブ化の動き等,「AppleSilicon Mac」には,超えなければならない壁が立ち塞がっているのも事実。
ハードの製造的な部分は,Appleが直接コントロールできるものではありません。予告通りに2022年までにApple Silicon化を完成させることはできるものでしょうか?