Parallels Desktop 17が発表!
Parallels Desktop 17が発表されました!
そうなんですよね、例年この時期にアップデートするのでした…。
しかしながら…。
今年のバージョン17は、何かと話題になりそうなバージョンです。
それは、MacのApple Silicon化によるもの。
果たして今後もParallelsのような仮想化アプリは存続するのか?
今後のWindows側の対応と併せ、非常に気になる新バージョン発売となりました。
Apple Silicon MacでWindowsは動くのか?
ついに、Parallelsが2021年8月10日、macOS Montereyに対応した「Parallels Desktop 17 for Mac」をリリースしました。
Parallelsの新バージョンは、「秋にリリースが予定される新MacOSへの対応」という意味合いがあるものとして、毎年の恒例となっています。
まあ、これまではただそれだけのことだったわけです…。
しかし…。
今年ばかりは全く意味合いが異なります。
MacがApple Silicon化を図ろうとする中で、最大の問題は、
「Apple Silicon MacのParallelsで、Windowsが作動するのか?」
という根本的な事柄なのです。
これまでのIntel MacでWindowsを動かすということは、x86ベースで考えると問題ないことなのですが、そもそもApple SiliconはSoCチップ。大元が異なるわけです。
「果たしてApple Silicon Macで、Parallelsを使ったWindowsの仮想化は可能か?」
ということについては、これまでも本ブログで取り上げてきました。
これまでの状況を整理すると、
「ParallelsそのものはApple Siliconにネイティブ対応しているものの、その内部で稼働するARM版Windows 11のプレビュー版にしか対応していない」
ということ。
そして、今回のバージョン17でも、この点に関する前進はないようです。
つまり、Parallelsが声高に謳う「Windows11に正式対応」という言葉だけでは完全に情報が不足しており、それ以上に、
「対応しているのはARM版Windows11である」
「そのARM版Windows11は、プレビュー版であり、正式版リリースの保証はない」
という危険性をはらんでいます。
Parallelsとしては、この部分をしっかりと説明する責任が合ったと思いますが、少々残念な宣伝方法なのでは…と感じました。
しかし… 未来は明るいのでは?
しかし…。
今後のことを考えると、未来は明るいのではないでしょうか?
Parallelsとしても「ARM版Windows11」が正式にリリースされないということは死活問題にになりますので、当然何らかの保証があったからこそのバージョン17の発表なのではないでしょうか?
また、Microsoftにしても、今後はX64ベースのSoCチップ製造に乗り出すという噂もあります。ARM版Windowsを軽視するわけにもいかないでしょう。
Windows11が正式にリリースされた暁には、Parallels17にも正式対応する形で、「正規版ARMWindows11」が登場することを願うばかりです。