iPhone13が不足している?
iPhone13シリーズの販売は、Appleの思惑通り好調なようです。
iPhone13登場前は、iPhone12シリーズのマイナーチェンジ機ということもあり、
「そんなに強気な予想をして大丈夫か?」
と考えておりましたが、蓋を開けたら「大好評」という感じですね。
カメラ、バッテリーもち、ProMotionディスプレイ等、12よりも改善させた点もありますが、iPhone12を大きく上回る販売を下支えしている要因が、やや不透明な感じはします。
さて、昨今のチップ不足に中、各サプライヤーが「Apple優先」の製造を行い、ことiPhoneに関しては、その供給心配は無い…とこれでは言われてきました。
しかし、ここに来て何やら不穏な動きが…。
欧米や台湾でiPhone13が品薄?
条件はAndroidも同様では?
記事によると、
台湾メディアDigiTimesが、iPhone13シリーズの供給数不足により、Android陣営に対する競争圧力が緩和されていると報じた
米国、欧州、台湾でiPhone13シリーズの在庫不足が顕著なようだ
ということです。
これはかなり意外でした。
iPhone13関連の部品は優先的な供給を受けているという報道がありましたし、欧米は正にiPhoneの「主戦場」となるべき地域ですので…。
欧米や台湾では、他の国や地域と比較して異常なほどのiPhone13人気が高まっているということなのでしょうか?
それとも、世界中に均等に割り振ったまでは良かったが、iPhone13の人気に地域差があり、戦略的な出荷数コントロールが構築できなかった?
また、この記事で気になるのが、そのiPhone供給不足の隙が「Android勢につけ込む好きを与えている…」という認識です。
まずもって、そもそもiPhoneはハイエンドに振っているデバイスですから、これと対抗できるAndroid機には限りがある…ということです。
加えて、GalaxyにしてもPixelにしても、現状フラッグシップ新製品が登場しておらず、多少の入荷待ちが「iPhoneを袖にしてAndroid機を購入する…」という行動に繋がるとは考えづらいものがあります。
更に…。
「iPhoneの部品供給不足」ということが今回のiPhone13シリーズだけに作用するものではなく、当然全てのメーカーに関しても同様だということは明確。フラッグシップたるiPhoneの代替え機が、即Android機の中から見つかるか…という疑問も残ります。
まあ、今後のスマホ出荷台数の統計等を追っていくことで、今回の情報の真偽を確かめることができる日も来るでしょう。
キャリアの在庫はあるようで…
さて、日本ではどうかと、Apple Storeの情報を見てみると、あの「iPhone mini」でさえ10日ほどの待ち。
iPhone13では2週間、iPhone13 Proでは1ヶ月待ちと、やはり昨年度以上の人気が集まっていることは確かなようです。
しかし、各キャリアのショップなどでは、ちらほらと「在庫あり」が目立ってきているようですね。
今年からは、キャリアで購入したiPhoneも「SIMフリー状態」になっているようで、大変好ましいこともあり、事情が許すのであれば、Apple Store経由にこだわらない…という考え方もあるのかもしれません。