Apple Watch Series7 やはりバッテリーはもたない？
Apple Watch Series7の予約合戦に盛大に敗れたものの、ヨドバシカメラから奇跡の発送メールが届いたことは昨日お届けしました。
初期出荷分を手にしている方々の様子を、指を咥えてみているしかない…と考えていたのですが、一気に状況が変わり、戸惑っているところです。
さて、先行レビューが解禁されたことで、Series7の実体が見えてきています。
果たしてSeries7はどのように評価されるべきデバイスなのでしょうか？
画面の拡大は「正義」
まずもって、前向きに評価されるべき最大のポイントは「画面の拡大」ですね。
どのレビューを読んでも、この点は絶賛されています。
時計として、情報表示端末として、「画面が大きくて見やすい」ということは「正義」です。
Series3からSeries4に移行した際の驚きには及ばないかもしれませんが、比較画像を見ると、結構な差を実感できるように感じます。早く実際に手に取って確かめてみたいものです。
画面サイズが僅かに拡大したことに加えて、ベゼルが更に薄くなったことで、四隅のコンプリケーションの文字が見やすくなったことか感じ取れます。これ、大きいです！
バッテリーもちの悪さから感じる未来は…
私が複数のレビュー記事の中で、「正しくレビューしている」と感じたのは、以下の「マイナビ」の記事です。
他の記事は提灯記事のようなないようが多い中、マイナビでは、悪いところにもしっかりと踏み込んで言及しています。
上記記事内の総括の部分で、以下のように評されています。
Series 7は、ディスプレイの拡大によって画面の見やすさが向上したことは確かです。しかし、期待された新たなバイタルセンサーは搭載されず、チップ性能もSeries 6と同等。そして市場に多様なスマートウォッチが出回る現在、Apple Watchの一番の弱みであるバッテリー性能も現状維持でした。
そう、大前提として、チップの性能的には、Series6と変わりが無い…ということを忘れてはなりません。
確かに、Series5からSeries6になったときに反応の改善が見られたことは、本ブログでも書きました。
ですから、性能的には不満はないのかもしれませんが、「iPad2→iPad3」「iPadPro12.9インチ2018→iPadPro12.9インチ2020」のときと同様に、チップの改良がないということによる「不遇のモデル」にならなければいいな…とは感じます。
そして、最大の懸念だった「バッテリーもち」。やはり芳しくないようです。
上記の記事では、「現状維持」と総括していますが、その前の説明の文中では、「Series6よりも減りが早い」と明言しています。
Series6でも非常に物足りなかったバッテリーもちですが、どうやらSeries7では更に不満を感じることになりそうです。
画面が大きくなったり、照度が上がったりという改善が、バッテリーもちに悪影響を与えていることは明らかですね。
これでは安心してワークアウトなんてしていられません。
いくら充電が早くなった…とはいっても、Apple Watchを充電のために外して…という使い方はあり得ませんので、やはり「１回の充電でどれだけもつか」という点が重要なのだと思います。
心配なのは、Apple Watchの「未来」です。
今後ますますヘルスケア方面に舵を切るであろうApple Watch。これまで以上に人体の様々な挙動を観察し続けることが要求されるはず。当然その原動力となるのがバッテリーです。
現状のままの進化では、新しい機能を追加するごとにバッテリーもちが悪くなり、それをバッテリー容量の拡大やチップの省電力化で補っても、「現状維持が関の山」になるのではないでしょうか？
Apple Watchに関しては、iPhone以上にバッテリーもちに関して繊細に考えていかなくてはならないはずです。
Appleは、どの時点で机上修正を図るつもりなのでしょうか？
本日の午後、Series7が到着します。
バッテリーもちに関しても早速調べてみたいと考えているところです。
