「Apple Watch Ultra2」の魅力が全く見えてこない件について
iPhone15シリーズのイベントが間近となり、心が高ぶり始めました。
しかし…。
その反面、新型Apple Watchに関しては、全く心躍りません。
「Apple Watch9」「Apple Watch Ultra2」になるであろう2023年の新型ですが、ここまで聞こえてくる大きな改定といえば「久々のチップ更新」でしょう。
Series8採用のチップはSeries6と同等のものであり、このご時世になんと3年も性能向上が見送られていたことになります。
ただ、それでも実際の使用に悪影響はありません。
Series6に買い替えた際には、体感できるほどのきびきびさを感じたものですが、その後のOSの進化があったのにもかかわらず、動作上は問題なし…。
これ、逆に言うと、
「Apple Watchでできることが3年間殆ど変わっていないのでは?」
という疑問に繫がります。
もちろん新機能は増えているのですが、
「これまでよりも動作に負荷がかかるような、ユーザーが驚く革新的な機能が提供されていない」
ということです。
さて、そこで今年のWatch。
チップ性能向上で、更にきびきび感は増すのでしょうが、現状、Series5当時に感じていた動作の不満は無いという事実があります。では、何のための性能向上か?
もしかして、とんでもない機能が隠されているのか?
と考えていたところに、新型Apple Watchの新機能に関する記事が…。これだけ?
買い換えの価値は?
記事によると、
Bloombergによれば、Apple Watch Series 9とApple Watch Ultra(第2世代)は新しい「U2」チップを搭載、心拍センサーも新しいものに切り替わる
ということです。
それで?…というのが第一印象。
記事内には、これまでの情報通り、
「ケースのデザインやディスプレイサイズは、現行モデルから変わらないとみられている」
という記述も。
つまり、見た目は全く一緒(カラーの追加はありそう)。ディスプレイの変更も無し。チップ性能が向上しても、それを活用した驚くべき新機能がある訳でもなし…。
これ、結構ヤバくないですか?
当然、WatchOSのアップデートによって提供される新機能は2022年モデルでも問題無く活用できるわけで、これでは「買い替え」の魅力が乏しすぎるように感じます。
私はSeries3で初めてApple Watchを購入して以来、毎年買い替えてきました。
結構な額で売りに出すことができますので、新しい風を感じることに投資していたわけです。
しかし…。
今年はさすがに考えてしまいます。
Apple Watch Ultraには、ディスプレイのベセルが厚すぎて、実際の表示領域は無印とさほど変わらない…という致命的な弱点がありますが、それも更新されないということ…。
加えて、2024年登場が噂されている「Apple Watch X」では、デザインを含めた大幅刷新が予定されているとのこと…。
そして、恐らく来年の搭載チップは今年の新チップをそのまま流用でしょうから、これも今年の買い替えを阻害する要因となります。
発表された新型Watchに大きな魅力が無ければ、初の「スルー」となるかもしれません。