AirPods Pro2は「ALAC」対応!
AirPods Proは2019年10月に発売されましたので、もうすでに丸2年以上が経過したことになります。
現在のイヤホン業界において、「2年」というのは非常に長いスパンだと言えますね。
まあ、Appleのイヤホンですので、「音質」に関してもそもそも問題にする人はいないでしょうが、ノイキャンやアンビエントモードに関しては現在でも一級品です。これ、結構な驚きですね。そこにAppleデバイスとの連携という要素を加えると、特にiPhoneユーザーから支持され続けているのが分かるような気がします。
特にノイキャンに関しては、私の耳には現在でもダントツにノイキャンの効果が高いイヤホンです。どうも私の耳の作りが特別なようで、一般的に「ノイキャン効果強し」というイヤホンを使っても、全く効果を感じることができないものも多いのです。
WF-1000XM4も「やんわりと効く」程度にしか感じられませんので、ことノイキャン目的で使用する場合はAirPods Pro一択になってしまいます。
ヘッドホンのノイキャンはバッチリと効果がありますので、耳穴の構造かな…と分析しているのですが…。
そんなAirPods Proですが、2022年にようやくモデルチェンジという声が大きくなっていますね。今年後半…という噂が強いですが、今回はその性能面での情報が来ています。
「ALAC」に対応するようです!
「ALAC」と「探す」に対応か?
記事によると、
アナリストのミンチー・クオ氏が投資家向け情報として、AirPods Pro(第2世代)はロスレスオーディオ圧縮 (ALAC:Apple Lossless Audio Codec)に対応、充電ケースは「探す」に対応した音が出るものを採用すると伝えた
ということです。
昨年Apple Musicがロスレス/ハイレゾ化したことで、音楽環境が大きく変わりました。個人的には2021年のトップニュースとして捉えているくらいです。
ということで、当然これから登場するApple製のイヤホン・ヘッドホンはALACへの対応が標準となって行くことでしょう。空間オーディオにはすでに対応できていますので、第二世代で完全体になる…というイメージでしょうか?
更に、「探す」への対応も順当と行ったところでしょう。なんといってもあの小さい筐体のAirTagだって音を出せるわけですので、特に見失いやすいAirPodsには必須とも言える機能と言えます。ケースに穴が空いているリーク画像もあるようで、スピーカーを内蔵している可能性が高いようです。
音の「大改善」を求める!
さて、心配なのは、
「ALACに対応しても、AirPods Pro側の音質を高めないと全く効果は望めない…」
ということです。
現行AirPods Proの音質は、聴き疲れしにくいという美点はあるますが解像感の全く無いものとなっており、個人的には「音楽を聴くにはふさわしくないレベル」だと考えています。この状態でALAC対応しても、音源をスポイルしてしまうのは目に見えている状態。
しかし、全く希望がないわけではありません。それは、「AirPods3」が証明しています。
2021年に発売されたAirPods3は、音質が非常に大きく変化しました。それまでの弱点だった低音が非常に豊かになり、繊細な高音側の音と非常に良くマッチするようになり、音質では完全にAirPods Proよりも上です。
個人的に、Appleがここまで音質の傾向をいじってくるとは思っていなかっただけに、非常嬉しい誤算でした。
ということは…。
AirPods Pro2においても音質が大きく変わる可能性が非常に高いのではないでしょうか?
問題は、イヤピースありのカナル型であり、ノイキャン効果もレベルアップ必須の中、本当にこもりのない音を実現できるか…ということ。
SONY等のオーディオメーカー製イヤホン並とは行かなくてもいいですが、そこそこ音楽を楽しめるレベルには達してもらいたいものです。
それにしても…。
やはり「ステム無し」のフォルムで来るのでしょうかね?
ステム無しの、しかも豆状の筐体では、摑み損ねて落下させてしまう可能性が飛躍的に上がってしまいそうで、わたしは「無し」だと考えているのですが…。