MacBook Pro(M1 Pro)と他社ノートPCとの性能対決がおもしろい
「一般的なユーザーにとっては、M1 Pro/Max搭載MacBook Proはオーバースペック…」
というネット上の評判が定着するほど、M1 Pro/Maxの性能は評価されています。
Mac miniへの搭載が待たれるM1 Pro/Maxですが、果たして他社のハイパフォーマンスノートPCと比較した場合にどのような評価になるのか…は非常に気になるところです。
この度、様々な角度からMacBook Proを検証した動画が発表されたようです。
バッテリー性能はダントツ!
記事によると、
YouTubeチャンネルのJarrod’sTechによって行われた検証で他のハイエンドノートPCとバッテリー持続時間を比較したところ、M1 Pro搭載MacBook Proは他より60%以上バッテリー持続時間が長かった
ということです。
以下がその結果。
Jarrod’sTechが使用したMacBook Proは「M1 Pro(10コアCPU+16コアGPU)」ということで、ハイエンドの「M1 Max」ではないことも要因としてはあるでしょうが、それにしてもダントツのバッテリーライフを実現しています。
ノートPC選びにあたっては、モバイル用途としての「バッテリーもち」を最優先に考えるユーザーも相当数存在するでしょう。M1 Maxでは恐らくこのスコアがかなり落ちることが予想されますので、「M1 Pro」という選択は非常に的を射ているのかも知れません。
iPhone Maniaの記事では、主に触れられているのはバッテリーライフのみなのですが、Jarrod’sTechでは他にも様々な検証がされています。
こと絶対的な性能に関するベンチマークでは、M1 Proも「そこそこ」と言えるスコアしか出せていないことも分かります。
やはり、Intel「i9-12900」の力がずば抜けているのが一目で分かりますね。
これにはM1 Maxでも全く刃が立たないわけで、今後出てくるであろう「マルチダイApple Silicon」に任せていく部分でしょう。
また、このスコアになってくると、それこそ、
「一般ユーザーには必要ない」
というレベルでしょうから、それほど気にしなくてもよさそうです。
逆に、下位チップであるM1 Proでこれだけのスコアが出たら御の字…」程度に捉えておいた方がいいかも。コスパを考え合わせると、むしろ「M1 Pro」が優秀なのは火を見るよりも明らかです。
動画編集に強み?
興味深かったのはAdobe Premiereでのスコア。
M1 Proでありながら、堂々のスコアをたたき出していますね。
Apple Siliconは動画編集に強い…ということなのでしょうか?
IntelもARM版チップの製造に注力するという情報もあり、恐らくは現在のバッテリーもちのよさをWindows勢もアピールしてくる時代がすぐそこまで来ていることでしょう。
そんな時代になっても、Apple Siliconを「指名買い」したくなるような力を有していることを願ってやみません。