「Ultra」の次は2倍の「Extreme」?
「Mac Studio」の登場まであと少し…。
期待が膨らみます!
さて、M1 Ultraを搭載したMac Studioが発表されたことで、ここ最近は「Macの今後」に関する情報が非常に多く出回っていますね。
ただ単に量的な問題だけでは無く、その錯綜ぶりにこれまでにはないリーカーさん達の慌てふためいている様子が映し出されているのが、今回の特徴だと考えます。
その特徴とは、
①これまでの予想を訂正し、全く新しい予想を提起しているケースが非常に多い
②有力リーカー間でも、その内容に大きなばらつきがある
という点。
このようなこと、これまで記憶にありません。
今回の「M1 Ultra」と「Mac Studio」の導入が、いかに意外なものだったのかがよく分かりますね。
しかし、非常に鮮明になってきたこともあります。それは本ブログで再三言及している「Mac用Apple Siliconの展開」理論です。
M1系で言えば、
「M1のCore数を増強してM1 Pro/Max」
「M1 Maxを2倍でM1 Ultra」という「数の理論」です。
基本チップを強化したりマルチダイにして複数個使用したりすることでチップが高性能化しますので、パワーアップの予想が非常にわかりやすいものになりました。
さて、M1 Ultraまで到達したApple Silicon。
当然その次は「M1 Ultra × 2」になるのでしょうね。
「Extreme」はM2世代になるまで登場しない?
記事によると、
Bloombergのマーク・ガーマン記者がニュースレター「Power On」で、新型Mac Proに搭載されるAppleシリコンと、M2シリーズの展開に関する予想を伝えた
ということです。
最近のガーマン氏は情報が二転三転しており、少々怪しげな立ち位置ですが、予想しているM2シリーズのラインナップは以下のようになっており、まあ妥当な線でしょう。というか、これまでの情報を見ていれば、誰にだって予想できそうな内容ではあるのですが…。
ガーマン氏は更に、次のような区分をしています。
「M1→M2」への順当進化の中で初登場するのが「M2 Extreme」とそれを搭載する新型「Mac Pro」です。
しかし、ここで非常に気になるのは、ガーマン氏が、
「M2シリーズよりも電力効率に劣る、M1シリーズのAppleシリコン(仮称:M1 Extreme)をMac Proが搭載して発表されても、マーケティング上印象が良くない(古さを感じさせる)」
として、「Extreme」がM1には搭載されない…つまり、M1世代でのMac Proは登場しないということに言及していることです。
私は「M1 Extreme」を搭載した新型Mac Proが今年中に登場すると考えます。つまり、従来通りの考え方です。
先日のAppleイベントでも、Appleの関係者自らが、
「残るはMac Pro」
と言及していました。
まあこれが、「iMac Proは来ないのではないか?」と言う憶測に繋がっているわけです。これに関しては先日、
「残るは"Mac Proに搭載されるフラッグシップチップのみ"」
という解釈をすれば、すでに発表済である「M1 Max/M1 Ultra」搭載のiMac Proの登場はあり得るのでは…と考えました。
この段階でこれまでのAppleのシンボルとも言える「ディスプレイ一体型Mac」の高性能版を、「Mac Studio + Studio Display」に完全にバトンタッチするのはちょっとばかり乱暴だとも感じますし…。
しかしここは微妙な問題ですね。
6月のWWDCが山場!
全ては6月のWWDCにかかっているかな…と感じます。
発売は無くても、「M1 Extreme」搭載のMac Proを発表する可能性もありますし、iMac Proの発売だってあるかもしれません。
ただ、iMac Proに関しては、Studio Displayの発売からの日数が短いことが気になります。発売したからには「Mac Studio + Studio Display」の需要をクリアにしたいでしょうから…。
Mac Proに関しては、「M1 Ultra」の2倍と予想されるスペックからしてユーザーが被ることの影響はないでしょうし、恐らく発売は更に遅れることになるでしょうから、発売時期の問題は残らないでしょう。
風雲急を告げてきた感のあるMac事情。
今後の展開が楽しみです。