Mac Pro搭載「M1 Extreme」の行方
WWDCが近づいています。
今年はいつも以上にハード、特にMac発表に対する期待が大きいですね。M1の世代からM2へと移行するこの時期、WWDCがその発表・発売の契機になるのではないか…という期待が大きいわけです。
Macで期待されるのは、Mac ProとMacBook Air。
Mac ProにはM1の最終形態である「M1 Extreme」が、Airには「M2」が搭載されるのでは…と言われていますので、もし何らかの発表があれば、いよいよ「世代交代」ということになるのですが、さてどうでしょう。
3月にM1 Ultra搭載のMac Studioが発売されました。
M1 Ultraは「M1 Max」を2個繋ぐという「UltraFusion」技術が採用されていたことから、その上位版である「M1 Extreme」では「M1 Ultra ×2」というチップ構造が予想されてきたわけです。
しかし、ここに来て何だかよく分からない話になっています。
「M1 Extreme」はM2と呼ばれるかもしれないというのです…。
宙ぶらりんの「M1 Extreme」
記事では、まずもっM2シリーズのチップ構成を次のように予想してます。
M1でも、シングルのクロックは同一でありながら、Core数を増やすことでマルチやグラフィックの性能を上げていく…という非常にシンプルな考え方でしたが、M2でもその考え方を継承するようです。
これ、ユーザーにとっては非常にありがたいことです。
ベースとなるチップの性能が分かれば、Core数の増加分でどの程度のパフォーマンスになるかが大体予測できますので。
M2のスコアに関しては、以前に話題にしました。
私はこの記事内のデータは結構信頼できるのでは…と考えています。
M1 Maxについてもかなり前に流出したデータがそんなに的外れではありませんでしたので。
まあ、M2に関してはそんなに大幅な性能向上はないのかもしれませんが、今後はこのような「それなりのアップデート」を重ねながら性能向上を進めていくのではないでしょうか?
さて、問題は「M1 Extreme」です。
2つ目の記事では、
「"M1 Extreme(Jade 4C)"が確かに存在しており、同チップは次期Mac Proに搭載される」
と記されています。
つまり、「M1 Max × 4」という構成のApple SiliconがMac Proに搭載される…ということ。
しかし、何故かそのチップの名称が「M2 Extreme」と呼ばれるかもしれない…ということなのです。
もうひとつ、「M1 Ultra Duo」の可能性にも言及していますが、私としてはやはりM1ベースなのであれば後者で行っていただきたい!
なぜ「M2 Extreme」という名称が選ばれる可能性があるのかという理由には全く言及されていませんか、
「思っていた以上にMac Proの発売時期が遅れ、M2シリーズ発売に間に合わなかったため…」
くらいしか思い浮かびません。
ユーザー側からすれば、超高性能モデルという特殊な分野でもあり、多少の登場のズレはさほど気にすることではない…と考えます。
それよりも、Apple Siliconの系譜がしっかりと読み取れるような名称を与えることがAppleの責務だと考えるのですがどうでしょう。
もし開発の遅れが原因だとすれば、Mac Proの登場は2022年終盤、もしかすると2023年にずれ込む…なんてことがあるのかもしれませんね。