2022年夏ドラマ 何を観る?
2022年春ドラマが終了し、現在は小休止中。
こうなると、どうしても「夏ドラマ」が気になってきます。
今年の春ドラマは小粒感が否めませんでした。
というか、「大本命」とみられたドラマが大コケして…という印象が非常に強いクールとなりました。特に「元彼の・・・」なんかは…。
大きく伸びなかったのは「脚本が悪い」と強く感じたクールでもあり、
「キャスティングがよくても内容が伴わなければ…」
ということを再認識させられました。
そんな中では、TBS日曜枠的には派手さに欠けていたものの、TBS得意のテンポ感のあるサスペンスが受けた「マイファミリー」が一人勝ち。それでも特に前半は視聴率に苦しんでいました。
さて、夏ドラマはどんな感じに?
今回はゴールデン枠を独断と偏見で…。
大本命無しの「どんぐりたち」?
まずもって、最近のフジテレビ系のドラマの質の低下は甚だしく、なかなか手を出しづらい点と感じてしまいます。
今回のラインナップを見ても、恐らくは大きく視聴率を伸ばすドラマは出てこないでしょう。「綾瀬+大泉」のキャスティングを無駄遣いした実績もありますし…。
「恋なんて…」の方もものすごく都合のいい締めくくりにあきれてしまいましたし…。
また、テレビ朝日系もめぼしいものは見つけられませんでした…。
一体どうした?…と感じるほど。やる気あるんでしょうかね?
ということで、自然に日テレ、TBSをメインに据えたいのですが、今回はどれも「どんぐり」に見えてしまいます。
恐らくは…。
春ドラマ以上に視聴率面では苦戦するのでは…と考えます。
そんな中でも私が最も注目するのは、TBS「ユニコーンに乗って」です。
教育系アプリを手がける会社の若きCEOを永野芽郁さんが演じます。
そう、「永野芽郁を愛でる」ドラマとして注目です。
個人的には、20歳台前半の女優さんの中では演技力抜群と考えていますので。
今回は「お仕事系ラブコメ」となるのか?
ラブコメ系の名作を生んできたTBSの「火10枠」ということで、大注目です。
続いては、最近迷走気味のTBS「金10枠」から「石子と羽男〜そんなコトで訴えます?〜」。
中村倫也と有村架純W主演のリーガル・エンターテインメントということですね。
最近のTBS、サスペンスものは好調ですが、それ以外は疑問符のつくものも多いです。
本作は落ちこぼれパラリーガルと天才弁護士のバディ…ということで、既視感が…。何だか見る前からドラマの空気感のようなものが想像できてしまいます。よっぽど脚本に力が無いと「そこそこ」で終わってしまいそうな予感です。
きっと視聴率は振るわないでしょうが、個人的に気になっているのが「純愛ディソナンス」。
女子高生との禁断の恋…という「ドロドロ・エンターテインメント」を売りにしていますが、フジテレビだけにかなり心配です。
私の注目はヒロインの「吉川愛さん」。
陰のある役を演じたら抜群…という雰囲気をもった女優さん。春ドラマである「明日、私は誰かのカノジョ」でも、レンタルカノジョ役を魅力的に演じました。吉川さんがゴールデン枠のヒロイン役でどの程度存在を示すことができるのかに注目です。
あと、「家庭教師のトラコ」も気にはなります。
でもなあ、「家政婦のミタ」「過保護のカホコ」「同期のサクラ」の遊川和彦さん脚本ということで、やや強引な進行の目立つ遊川さんの悪癖が心配です。
橋本愛さんが癖のある遊川脚本に打ち勝つことができるのか…。
評価はそこにかかっているような気がしています。