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「M2」と「M1Pro」の落とし所はなかなか見事!〜今後のMacロードマップがすっきりと〜

「M2」VS「M1 Pro」の勝負の行方は?

 M2搭載の新型MacBook Air発表後、YouTuberさん達の中に、
「M1 Pro搭載14インチMacBook Proを売却して M2MacBook Airに乗り換える」
という動きが目立ちました。

 彼らの言い分としては、持ち運びやバッテリー駆動時間のメリットを考慮すると共に、M1 Proに限りなく近づいたM2の性能面を挙げるケースが目立ちます。

 しかし、この発言にはさすがに違和感を感じます。
 これまでM1MacBook Airを使用していたユーザーが発展的にM2Airに乗り換える…というなら分かりやすいのですが、M1 Proからの乗り換えは少なくても性能面を理由にできる要素はないのでは…ということ。 

 これまでもM1 ProとM2の性能比較は多数報告されているわけですが、詳細なレビューで定評のあるMaxTechさんが比較動画を出しています。
 迷いが断ち切れる総括になっている気がします。

 

ある程度の負荷がかかればM1 Proの有利は動かず!

 M2チップはシングル性能で言えばM1 Proよりも優れておりNeuralEngineも搭載したことで、動画関連の動作もスムーズになっています。
 また、今回の動画では、512GBのSSDスピードでもM2MacBook Airの方が優れているという結果になっていますね。

 また、様々なレビューでも報告されているように、さほど負荷のかからない作業であればもはやM2で十分過ぎる…ということは明らかですので、まずもってユーザー側が「どこで求めるのか」という明確な判断規準をもっておくことが必須だと考えます。

 その上で…。
 今回のMaxTechの検証を見ると、LightroomClassicのような比較的シングルスコアが求められるアプリにおいても、M1 Proの優位性が見て取れます。

 20秒というのは結構大きな差ですので、ある程度大きい画像ファイルをそれなりの数扱うような場面では、動画編集でなくてもM1 Proを選択した方がいい…というケースが多そうです。

 また、動画編集に関しては、4K/5分のH.265(HEVC)書き出しにおいては、M2の方が速いという逆転現象が起きています。

 新しいコーデックに対する新チップの優位性が出たのでしょうか?
 しかし、Canon機による8K動画書き出しにおいては、以下のようにはっきりとM1 Proのメリットが発揮されています。

 つまり、8K編集のような重めの作業になると、M2ではなかなか賄えなくなるということです。

 もうはっきりしてきましたね。
 軽めの作業であればM2で十分過ぎるほど。
 「それ以上」を求めるのであれば、ベンチマークに現れないM1 Proのよさが現れる…ということです。

 Appleとしては、新世代チップになっても「Pro/Max」の優位性は担保するというなかなか見事な落とし所を見つけ出したと言えるでしょう。

 そして、この考え方は今後チップの世代が進んでも変わらずに維持し続けられるはず。
 とりあえずは安心してMac選択ができる…という土台はできたことになりますね。

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