Appleは全面ガラスのiPhoneを目指す?
予想通りと言いますか…。
iPhone14シリーズの登場を間近に控え、「価格」に関する論争が盛んに行われていますね。
本ブログでは、「価格上昇は少なからずiPhoneの売上に影響する」という考えで臨んでおります。実質的な値上げなし…で進んでくれるといいのですが…。
まあ、それでも日本は為替レートの関係で状況は悪化しそうですね。
さて、ここに来て最大の注目が「価格」ということで、iPhoneの大きな機能的な進化が見られない…という今年の状況を奇しくも物語っているようです。
本来であれば、新機能についての噂で盛り上がっていたいものですが…。
そんな中…。
筐体全面がガラスになっているデバイスの特許をAppleが申請しました。
Appleが描く未来はフルフラット&フルガラス?
まあ、相当かかりそうですが…
記事によると、
米国特許商標庁(USPTO)が現地時間2022年8月2日、Appleが出願していた、iPhoneやiPadの筐体側面や背面に操作部を搭載する特許を付与した
ということです。
どうやら筐体全面をガラスで覆い、各種のセンサーをその下に埋め込もう…という考えのようです。
Appleがデバイスデザインのシンプル化を狙っていることは周知の事実。
将来的にiPhoneを「フルフラット」にして、ボタンや端子類を全て取っ払おう…と考えているとされてきました。
ホームボタンを廃してディスプレイ下にセンサーを埋め込んだり、MagSafe充電を推し進めたりするのも、その一環なのでは…と私は考えています。
現状、サイドボタン、ボリューム、着信/サイレントボタン、Lightning端子が存在しており、これらの代替は物理スイッチ以外には不可能な状態。
これが全面ガラス張りの筐体になり、内部センサーで操作できる構造になれば、完全フルフラットも成立するかもしれません。
しかし、最近の遅々とした技術革新の様子を鑑みるに、iPhoneのフルフラット化までには結構な時間がかかりそうです。
数年前までは「2022〜23年」には端子類廃止…という噂まであったくらいでしたので、我々の思っている以上に技術の進歩は速くはないようです。
単純に… 落としたらどうするの?
そして…。
この手の情報を目にする度に考えるのが、「筐体の強度」です。
単純に、
「落としたらどうするの?」
と考えてしまうのは私だけではないはず。
現状のiPhoneも背面はガラス構造になっており、MagSafe充電に対応しています。
また当然ながらスマートホンのキモとなるディスプレイはガラス…。
今回の特許のようなセンサーは埋め込まれていないにせよ、現在でも「iPhoneとガラス」とは他のスマートホン以上に密接な関わりがあります。
そしてその代償として、常に「破損」に怯えながら利用せざるを得ません。
個人的には修理代金のこともありますが、破損した後の手続き等の煩わしさもうざったく感じてしまいますので、当然ながらカバーは付けます。ディスプレイ側はガラスカバーの操作感が嫌なのでガラスコーティング剤を塗布して利用中。
これにレザースリーブを活用することで、厳重にiPhone13 Proを保護しているのが実情です。
これ、ケースを装着すると背面のセンサー操作はできませんよね?
また、今後は側面にボリュームセンサー等を埋め込むことも考えられるかと思いますが、ケースを付けるとその操作も困難では?
iPhoneの「フルフラット化」と「操作性の保証」ということについては、今後もAppleの課題となってくることは明白です。
これに筐体の保全性という大命題も加わって、新たな形のデバイスが派生していくことになるのではないでしょうか?