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「無風」の新型iPadに未来はあるか?〜整備済製品の人気高騰の予感〜

「無風」の新型iPadに未来はあるか?

 新型iPad Pro・無印iPadがいよいよ登場します。

 いや〜、それにしても「無風」ですね。

 

 Apple Online Storeでも恐らくは在庫が潤沢に余っている状態だと思われます。
 10/23現在で、お届け日が発売日の10/26を超えておりますが、恐らくこれは初期注文分の発送手続きの関連で、在庫切れというわけではないでしょう。

 その証拠に、全てのiPadで実店舗受取が「可」となっています。

 Amazonでの在庫もあるようですし…。

 

 まあ、高額のiPadでは、初期の動きが必ずしも活発なわけではありません。
 現行iPad Airの予約が開始された後も、しばらくは発売日受取が可の状態が続きましたし。

 しかし、今回は何やら不穏な空気を感じます。
 特に日本では記録的に売れないような予感がします。

 

「価格」と「性能」と「中途半端さ」と…

 新型iPadに感じる不安について書いてみようかと思います。

①価格

 先日の記事でも書きましたが、為替の影響による価格上昇は、Appleが考えている以上に日本人の購買意欲を削いでいることは間違いないでしょう。

 半年で50%も値が上がったのでは、それまでと同じ目線で商品を眺めることさえできません。

 iPad Proに関しては、
「12〜3万円程度であれば"頑張れば何とかなる"」
と感じられるケースが多いでしょうが、これが「20万円前後」となると話が全く変わってしまいます。

 これまでのiPad Proは、「Proユーザー」でなくても画面の大きさやminiLEDに魅力を感じて購入する場合が多かったでしょうが、今回は本当にゴリゴリにiPadを使用するユーザー以外は手を出しづらい価格に到達してしまったと考えます。

 

 また、無印にしても、「7万円〜」という価格はエントリーとしては高すぎます。
 この値段を出すのであれば、もう少し頑張って「Air」を考えたり、整備済品の「先代Air」を狙った方がよさそう…。

 子どもに買い与えたり、教育用途で使用したりする場合には、先代無印の方が重宝されそうです。

 

②「チップ違い」のみで魅力薄

 性能・機能面では、特にiPad Proの魅力が薄いと感じます。
 「M1→M2」というチップ載せ替えばかりが目立ち、その他の成長が殆どありません。

 私も、今回はチップ載せ替え意外には大幅な機能向上はないだろう…と考え、早々に「新型見送り」を決定していましたが、正にその通りとなりました。

 特に旧価格で「iPad Pro(2021)」を購入していたユーザーは、価格上昇という要素もあり、今回のモデルはスルーする方が多いのでは?

 

 無印に関しては、ホームボタンが消えてベゼルレスデザインとなり、チップ性能が大きく向上したことで、魅力的な改定となりました。

 ただ、後は価格面とのすりあわせですね。
 価格が「59,800円」だったとしたら結構魅力的なモデルになったのでしょうが…。

 

③中途半端

 iPad Proは、M2搭載以外に大きな魅力が無く、モデルチェンジとしては中途半端なものになりました。
 動画編集のための性能はアップしましたし、DaVinci ResolveのiPad版も登場するようですが、問題は、
「iPadで本格的な動画編集を行うユーザーがどの程度いるか?」
という点です。

 緊急避難的な利用方法であれば分かりますが、大概はより大画面のMacでの編集を取るでしょう。
 「緊急避難」に20万出そう…とは、なかなか思えません。

 

 また、無印にしても価格が引っかかりますね。
 第9世代が5万円で残り、上には9万円で「Air」が存在します。

 「7万円」という価格設定はその中間で見栄えがいいように感じますが、その裏に整備済製品の「旧型Air」が存在するのが悩ましい。

 搭載チップは旧Airと同等ですし、旧Airのディスプレイは「フルラミネーションディスプレイ」。このディスプレイの違いは非常に大きく、特にApple Pencilでの描写を考えると、無印との書き味の違いは絶対的です。

 私だったら間違いなく「旧Airの整備済品」を選択しますね。

 

  更に、「中途半端」ということに関しては、第1世代のApple Pencilしか使えないということが無印(第10世代)の最大の弱点となってしまいました。

 ポートがUSB-C化したのに、第1世代Apple PencilがLightning端子を搭載している…。
 そのために不格好なアダプタを噛ませなくては、ペアリング、充電ともできない…というクソ仕様です。

 

 旧世代までとの互換性(特に教育用途?)を考えての配慮かもしれませんが、これはあまりにもひどすぎます。

 

 恐らくは、次世代にはより大きな変更点を携えたモデルチェンジが行われるでしょうから、今回は「見送り」とするユーザーが多いでしょう。

 iPhone14の無印も不人気、iPadも…となると、2022〜23年のシーズンはAppleにとって苦しい戦いを強いられることになるのでは?

 それとも、大きな影響を受けるのは日本市場だけなのかな?

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