動画書き出し性能やいかに?
「M2 Pro MacBook Pro14インチ」のレビューをしております。
2回目のレビューでは、
「シングルコア性能がいくらアップしても、DPP等で重い操作をするとCPUコア数の影響の方がかなり大きい」
ということが判明しました。
「M2 Pro MacBook Pro14インチ」と「Mac Studio」を比べたときに、「M2 Pro」と「M1 Ultra」の高性能コア「10個分」の差は埋めようもない…ということになります。
というわけで、今回は「GPU」に注目。
私が購入した「下位M2 Pro」は「16CoreGPU」、Mac Studioは「48CoreGPU」ということで、結果は見えているのですが、その差がどの程度になるのかを試してみました。
納得の結果に…
実験に使用したのは、いつもの検証用「4K・60P/10分/H265/MP4」動画。
これをDaVinci Resolveで書き出します。
双方のDaVinci Resolveのバージョンを最新のものにして、いざ検証。
それ結果…。
「M2 Pro」
7分12秒
「Mac Studio」
3分58秒
Mac Studioは、以前のバージョンの時と同タイム。
M2 Proと比べて3分以上の差をつけており、さすがといったところです。
納得の結果となりました。
ただ、M2 Proのヒエラルキーを考えた場合、まあ妥当なものなのでしょう。
M1 Ultraが異常なだけで…。
個人的に、「M2」や「M1/M2 Max」の同条件のデータを持ち合わせませんので、断言はできませんが、M2よりはそれなりに速い結果になるのではないかと予想します。
DaVinci ResolveはFinal Cut Pro XよりもApple Siliconへの適応が素早く、しかも適切な印象がありますので、チップ性能の差を素直に発揮できるのでは…と考えるからです。
4K以上の動画の速さを求めるのであれば、やはりそれなりのチップを選択する必要があるということか?
まあ、通常の編集自体はM2 Proで全く問題ありませんので、あとは考え方の問題ですね。
「M2 Pro」の性格が見えてきた
これでM2 Proの性格が見えてきましたね。
あくまでも速さを求めるのであれば「M2 Max」「M1 Ultra」でしょう。
ただ、それほどのパワーを用いるようではない場合や、バランスのよい機種選択を優先するのであれば、積極的にM2 Proを狙うのもありでしょう。
バッテリーもちのよさも秀逸ですし、その上でこれだけのパワーがあるのであれば、大概の人には十分でしょう。
ただ…。
一旦M1 Ultraを体験した身からすると、全ての動きに物足りなさを感じてしまうことも事実。
私だけの観点で見れば、「サブ機としての購入」ということで、納得のチョイスになりました。