CX-60、夏タイヤの実力は？
CX-60「XD-HYBRID Exclusive Sports」を購入しましてレビューを継続しております。
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さて、先日ついにスタッドレスから夏タイヤに交換したということをお伝えしました。
まだ街中をさらっとしか走っておりませんが、それでもスタッドレスとの違いを感じ取ることができました。
コーナーの踏ん張りが違う！
夏タイヤを履いたことで、ついに「完全体」に…。
話題の「硬さ」ですが、まあこんなところかな…というところ。トータルとしての印象はスタッドレスとそんなに変わりません。
縦方向のコツコツとした振動は入ってきますが、しなやかさも兼ね備えている実に不思議な乗り味ですが、そこに夏タイヤならではの剛性感が備わってきます。スタッドレスを履いていても走りの素性のよさ、曲がりやすさは大いに感じられたわけですが、この部分での「上積み感」をひしひしと感じます。
最も手応えを感じるのが左右に大きく舵を切るような場面です。これまではどうしても車高の高さが出てしまい、ある程度のスピードで突っ込むとふにゃっととした挙動になってしまっておりました。
「CX-60の車格、車高、重量では致し方ないか…」
と考えていたのですが、これが夏タイヤを履くと随分印象が変わりました。
これまでは車体が傾いてしまうような場面でも、何事もなかったかのように曲がっていくのです。車重があるので「軽快に」という曲がり方ではありませんが、
「こんなに重量感はあるのに気持ちよく曲がっていくなんて…」
という異次元の感覚です。
ワインディングを走ったわけではなくその限界性は未知数ですが、少なくても、
「大柄なSUVだから走りに満足がいかない…」
ということはなさそうな予感がしています。
CX-60。車格、価格から「高級ラグジュアリーSUV」として考えると、振動や音等の弱点はありますが、視点を「高級スポーツSUV」に替えると、これまでの日本車には無い価値観を与えてくれるクルマなのだと思います。
今後、じっくりとその走りを感じていきたいと考えているところです。
